HSP

【HSPとは?】超繊細な当事者が教える特徴・診断・対処法まとめ

HSPの特徴・診断・対処法
  • 「小さなことで傷つく」
  • 「人の機嫌に左右される」
  • 「光や物音などに敏感」
  • 「人ごみや大人数が苦手」

このような悩みを抱える人は、刺激に対して敏感で繊細な気質を持つHSP(Highly sensitive person)かも知れません。

どうも、ミケ男(@mikeoblog)です。

まだまだ日本では、HSPの認知度は低く、本人さえHSPだと気づかないまま、理由が分からない生きづらさを抱える人がたくさんいます。

  • 短所だと思っていた部分が、5人に1人の割合で持って生まれる、一生変えられない気質だとしたら?
  • 繊細で傷つきやすい自分を変えなくても、生き辛さに負けずに人生を楽しめるとしたら?
ミケ男
ミケ男
この記事が、苦しんでいる5人に1人の誰かの助けになれば嬉しいです

目次

HSP(Highly sensitive person)とは何か?

HSPの特徴・診断・対処法

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき、他の人に比べて刺激に対して敏感な気質を持つ人を表す概念です。

アメリカのエレイン・アーロン博士の研究者によって、5人に1人が、生まれつき刺激に対して敏感な気質を持って生まれることが明らかになりました。

さらに、人間だけでなく、他の100種類以上の生物にも同じように刺激に敏感に反応する個体が、15~20パーセント存在しています。

HSPは生まれつき刺激に敏感な気質を持ち、非HSP(HSPではない人)には気づかないような、些細なことに半自動的に反応し、過度に刺激を感じ取る性質を持っています。

HSPの診断は簡単!チェックを受けてみよう

HSPを診断テストでチェック

HSPかどうかを診断する簡単な方法があります。

下記に、アーロン博士の本「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ」より、HSPの診断テストを用意しました。

次の23個の質問に、自分が感じるままに、少しでも当てはまると思った項目を数えてみてください。

HSP診断チェック23項目】

当てはまると思うものを数えてください

  1. 自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ
  2. 他人の気分に左右される
  3. 痛みにとても敏感である
  4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋など、プライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
  5. カフェインに敏感に反応する
  6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンなどの音に圧倒されやすい
  7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
  8. 騒音に悩まされやすい
  9. 美術や音楽に深く心動かされる
  10. とても良心的である
  11. すぐにびっくりする(仰天する)
  12. 短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
  13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
  14. 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
  15. ミスをしたり、物を忘れないようにいつも気をつける
  16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
  17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
  18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
  19. 生活に変化があると混乱する
  20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
  21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
  22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できない
  23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

出典:エレイン・N・アーロン(2008)『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ

 

12個以上当てはまった場合はHSPである可能性が高いと言われています。

 

数が少なくても、度合が極端に強い場合はHSPの可能性はあります。

診断はあくまで指標なので、どういう結果であれ、自分の気質を理解して、現実への対処法を学ぶことが一番大切です。

ミケ男
ミケ男
ちなみに、僕は22個が当てはまる重度のHSPでした

HSPに共通する5つの特徴とは?

HSPが生きづらい特徴5つ

アーロン博士の研究により、HSPには共通して見られる特徴があると分かりました。

僕なりの解釈を加え、それらを5つに分けて紹介します。

特徴①深く洞察して処理する

HSPは細かい部分に注目し、それについて長時間考えや洞察を巡らせるのが得意だと言われます。

物事に取り組む際は、丁寧に時間をかけ、慎重に進めていく人が多く、スピードよりもクオリティにこだわる傾向です。

HSPは物事を一人でコツコツ取り組み、質の高い仕事を成し遂げる創造性は、まさにHSPの特徴だと思います。

特徴②過剰に刺激を受ける

ただ普通に生活しているだけでも、HSPは非HSPよりもはるかに多くの神経が活動しています。そのためエネルギーの消耗が激しく、普通の人よりもすぐに疲れやすくなります。

同じストレスにさらされた時、神経の昂りに関連する脳内物質が過剰に分泌され、警戒している時に分泌されるホルモンの量も多く出ているそうです。

身体も疲れやすいですが、どちらかと言えば神経をつかさどる脳や頭が疲れやすく、「気疲れ」を感じやすくなります。

特徴③感情による強い反応

HSPは感情反応が強いという特徴があります。感情反応とは、物事に対して「~と感じる」という反応が、普通の人に比べて強いと言うこと。

飲食店に入った瞬間に「居心地が悪いな」とか、初対面の人の雰囲気から「なんか危ない感じがするなぁ」とか。

「直観力」に優れているとも言えます。

特徴④些細な刺激でも敏感に反応する

HSPは普通の人なら気づかずスルーするような、細かいこと、些細なことにもたくさん気がつきます。というより、半自動的に気づいてしまい、あれこれ思考を巡らせてしまうのです。

街で買物をする時でも、「すれ違う人の目線」「お店のニオイ」「接客の店員さんの目線」「電気屋の明るい照明」などの刺激が積み重なって、ヘトヘトになります。

ささいな刺激でも、大きく、強く感じ取ってしまうのがHSPなのです。

特徴⑤共感力が高い

HSPは他人の気持ちに深く共感し、自分が体験しているように感じることが得意です。

聞き上手、と言われる人が多いのではないでしょうか?

しかし、共感力が高過ぎると、職場で誰かが怒られている場面に遭遇して、まるで自分も一緒に怒られているような気分になり疲れてしまうこともあります。

このように、HSPには共通してみられるいくつかの特徴がありますが、ではなぜHSPはこんなにも生きづらいのか?

次は、その理由を考えてみましょう。

HSPが生きづらい理由とは?

HSPが生き辛い原因と理由

なぜHSPはこんなに生きづらいのでしょうか?

HSPの感性は5人に1人という圧倒的少数派のため、普通に生きるだけでも物事の感じ方、考え方、捉え方の違いに直面します。

些細なことに反応しすぎる五感

神経システムの過敏さにより、HSPは五感がとても敏感です。

人ごみ、満員電車、大勢の飲み会、隣人の騒音、あらゆる臭い、カフェイン、衣服や布団の肌触りに対して反応してしまい、なかなかリラックスできません。

半自動的に、些細な刺激に過剰に反応してしまうため、普通に生活しているだけでも生きづらい感覚を備えていると言えます。

「気にしなければいいじゃん」

「考え過ぎだよ」

と言われるたびに、モヤっとするんです。

たぶん、そんなことを人生で何百回も言われている人もいるでしょう。

仕事でストレスを溜めやすい

HSPにとって最大の悩みの一つが「仕事」でしょう。

HSPは職場環境によっては「仕事が遅い」「仕事ができない」とレッテルを貼られ、苦しむことがよくあります。

結果として、それが「仕事が続かない」ことにも繋がっていきます。

HSPは、マルチタスクを要求されることや臨機応変な対応を求めれること、忙しすぎる状況やプレッシャーが与えられることは、あまり得意ではありません。

なんとか職場に適応できたとしても、人事異動や転勤などで環境に変化が起きると、普通の人よりも過剰に影響を受けてしまい、半自動的に大きなストレスを感じてしまいます。

結果、ストレスを限界を越えてまで我慢して身体を壊すこともあります。

強みである「感性の豊かさ」「真面目で謙虚な姿勢」「細部に気がつき、質の高い仕事をする慎重さ」を活かせる仕事選び、職場選びは、HSPの最重要課題だと言えます。

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人間関係で生きづらい

HSPと人間関係

HSPは人からの刺激にも強く影響を受けます。

残念ですが、HSPのように良心的で繊細な感性を持った人を標的にして、イジメや嫌がらせ、パワハラをする人もいます。

HSP関連の本では、この人達をHSPのエネルギーを吸い取ってしまう「ヴァンパイア」と名づけ、できるだけ距離を置いて、トラブルに巻き込まれないようにと注意を促しています。

HSPの人間関係で、もっとも苦しむのはこの「ヴァンパイア」の存在です。

▼僕もヴァンパイアに遭遇してきました。

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最近の家族はだいたい核家族なので、HSPは一家にほぼ一人だけ。

繊細な感性をもっていると、「変わり者」「気にしすぎ」「ネガティブ」「言っていることが分からない」と軽く扱われて、疎外感を感じやすいかもしれません。

僕がまさにそうでした。

生きづらさを発信しても、鈍感な多数派の社会にかき消される

繊細な気質を持った上に、少数派という立場のため、太古の昔から、HSPは発信する力が弱く、なかなか人と共感できずに生きてきたのだと想像します。

HSPの声は、なかなか社会に響きません。社会以前に、身近な親や兄弟、恋人や親友にさえ理解してもらえないこともあります。

さらに、自分でも自分自身のことが良く分からない、という苦しみを味わってきた人が、たくさんいるような気がします。

5人に1人、言い変えると世の中の8割に理解されない感性を持っているのがHSPです。

HSPの割合に男女差はありません。

それはつまり、男同士、女同士の友達について考えると、HSPの同性の友達は「10人に1人」しかいないと言うことです。

HSPの認知度が低く、繊細さを「甘え」と勘違いする人が多すぎる

1996年にアメリカで『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』がベストセラーになりましたが、まだまだHSPの認知度は低いままです。

HSPは病気ではなく、気質という位置づけになるため、教育現場でも職場でもHSPに対して配慮してもらえる土台がありません。

精神科の医師でも、知らない人がいるそうです。

HSPの特徴である感受性の強さや繊細さを、非HSPが表面的な部分だけを見て「やる気がない」「甘えている」とレッテルを貼ることで、誤解されることも多々あります。

HSP当事者が生きづらさを発信するのはハードルが高すぎる

HSP当事者が、自身の生きづらさを発信するのは、とてつもなく高いハードルを超える必要があります。

5人中4人が理解できない感覚を、5人の中で1番繊細なHSPが発信するのはとっても難しいことです。

HSPの人なら、この感覚は理解できると思います。

HSPだと言ったところで、非HSPには大抵理解してもらえません。

僕も親に言いましたが、まったく話が通じませんでした。


このままの状態では、今後、HSPとして生まれた人が同じように生きづらさを感じつづける歴史が続いていくと思うととても悲しくなります。

家族や親にすら分かってもらえない気質、まるで心の拠り所が無いような、自分が何者かも分からなくなるような、漠然とした不安を感じそうにもなります。

こんな気質で生まれたことを恨んでしまうくらい、生きづらいと思うことが僕にはあります。

自分がHSPだと気づくまでが途方もなく長い

本人がHSPだと気づくまでには、長く辛く苦しい道のりが必要です。生きづらさに悩み、本やネットで調べて、ようやくHSPという答えにたどり着くのです。

僕は、自己啓発書を読み漁ったり、心療内科を受診してもお医者さんの説明に納得できなかったり、誰も信じられなくて引きこもりになった時期もありました。

その後、働きながらも生きづらさと向き合い続けて、HSPという答えにたどり着くまでに10年かかりました。

HSPは欲求段階の「尊厳欲求」「社会的欲求」を十分に充たしにくい

HSPの生きづらさの理由とマズローの欲求段階説

マズローの欲求段階説によると、人間には基本的欲求が5つあると言われています。

三角形の下から上に向かって、順番に欲求を満たそうと成長していきます。

HSPにとって「社会的欲求」「尊厳欲求」の2つを充たすことは、とてつもなく困難な道のりになるかもしれません。

人と関わりたいと思いつつも、繊細さゆえに集団に属すことや仲間を作るハードルは高く、なかなか「社会的欲求」が充たされません。

「尊厳欲求」は他者から認められたい・尊敬されたいという欲求ですが、5人に1人の感性を持ったHSPは、場所によっては「変わり者」として見下されることもあります。

自分が認めてもらえないことを、HSPだからこそ敏感に感じ取ります。

HSPは2つの段階を飛び越えて、先に「自己実現」を果たすことでしか、理解されることも、認められることも難しいのかもしれません。

逆に、何か1つでも「自己実現」ができているHSPは、生きづらさを抱えつつも、自分だけのやりがいを持って、楽しく生きている人が多いような気がします。

HSPと恋愛について

HSPと恋愛・依存・DV

HSPは、他人と深く関わる恋愛においても、さまざまな問題に直面します。

恋愛で悩んだことがないHSPなど存在しないのではないでしょうか?

性別の違いだけでも乗り越えることは大変なのに、「繊細」「敏感」という感性の違いまで問題が発生するので、恋愛で苦労することは多いかもしれません。

相手に共感することができ、優しさと愛情にあふれているHSPですが、恋愛に対して依存的になってしまう場合もあります。

DVに遭っても別れられなかったり、失恋で普通の人には考えられないほど、絶望感を味わってしまうこともあります。

失恋で死にたいくらい辛いけど立ち直りたい
【体験談】失恋で死にたいくらい辛いけど、立ち直るため僕がした事僕がずっと愛していた、結婚するのはこの人しかいないと決めていた、家族みたいな存在だった。そんな人と別れることなど想像もしてなかった。 ...

HSPと病気の関連性

HSPと病気・発達障害・うつ病・回避性パーソナリティ障害

HSPは病気ではありませんが、個人的には、病気ではないことすら、生きづらい原因だと感じています。

HSPと他の病気との関連性を指摘している医師もいます。

その一人である精神科医の長沼 睦雄氏の書籍『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』 を参考に、病気との関連性について紹介します。

HSPと発達障害(神経発達症)

HSPと発達障害にはいくつか共通点があるそうですが、決定的な違いがあります。

それは、共感性をつかさどるミラーニューロンシステムの働きや、感情や感覚の使われ方、さまざまな神経ネットワークの結びつきがHSPでは強いということです。

僕が超体育会系の海運会社で、仕事ができなくて毎日怒鳴られる日々を過ごした頃、発達障害かもしれないと思って、病院で検査を受けましたが結果は違いました。

ただし、HSPと発達障害が併発している人もたまにいるそうなので、個人差があるみたいです。

HSPとうつ状態・不安症状

慢性的な神経の高ぶりや子ども時代のトラウマがあると、HSPは不安になりやすく、気分がふさぎやすくなります。

出典『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』 長沼 睦雄

疲労感やストレスを感じやすいHSPは不安・恐怖の神経回路が暴走しやすく、心の病気に繋がるリスクが高いと言えます。

さらに進むと、ものごとを回避したり、感情や感覚が麻痺したり、フラッシュバックが起きたり、決められなくなったり、マイナス思考になったりします。

出典『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』 長沼 睦雄

HSPと愛着障害やトラウマ

人間は、子どもの時に安心・安全を十分に感じられないと、大人になっても他人に見捨てられる不安や、親密になり過ぎることを回避する愛着障害の特徴を持つことがあるそうです。

僕もまさに愛着障害があると自己分析しています。

母親は「大学を出て、サラリーマンとして働いて、30歳までに結婚して、孫の顔が見たい」というステレオタイプでガチガチで、それが僕の幸せだと心の底から思い続けています。

しかし、僕の本来の性格や資質、気質がそれとは違い過ぎるため、どれだけ努力しても期待に応えられず、親からは理解されないし、努力も認めてもらえませんでした。

そういう勝手な期待を受けて苦しみ続けたのに、親には「お金をかけた」としか思われず、それは僕の人格形成に大きな影を落とし続けてきました。

この愛着障害は本当に恐ろしいので、もし自分に子どもができたら、そんな理想を押し付けるような人生は、絶対にしたくないと思います。

母親を反面教師にして、僕は生きていこうと思います。

HSPと回避性パーソナリティー障害

回避性パーソナリティ障害とは、自分に自信がなく、人から批判されたり、恥をかくのが怖くて社会や人を避けてしまう特徴のことです。

パーソナリティ障害は、社会生活において、そのことが個人的あるいは社会的にかなりの崩壊や著しい苦痛や機能の障害をもたらしているもので、症状が著しい苦痛や機能障害をもたらしていないものは、正常なパーソナリティである。

引用:Wikipedia「境界性パーソナリティ」

回避性パーソナリティ障害で著書が多い精神科医の岡田尊司さんが、『過敏で傷つきやすい人たち (幻冬舎新書)』という書籍の中で、HSPと愛着障害について詳しく論じています。

HSPの僕は、最初に回避性パーソナリティを知りましたが、専門用語が多くて少しハードルが高かったです。

ただ、回避性パーソナリティもそれほど一般的な病気ではないため、専門的に診断できる人も限られているのが現状のようです。

HSPが幸せに生きるために必要なこと

最近、HSP関連の書籍がたくさん出版されています。

僕も、すでに8冊ほど読んでいますが、多くの本で同じように言われている「HSPが幸せに生きるためのポイント」があるので紹介します。

HSPが幸せに生きるポイント①自分を理解する

「相手も自分と同じように感じているはず」と思って非・繊細さん(非HSP)に接すると、思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまうことがあるのです。

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

HSPなら当たり前に持っている感覚が、世の中の多数派を占めている非HSPには無いという事実を受け入れることが大切です。

非HSPに「相手の機嫌に左右される」「些細な物音が気になる」「普通に生活しているだけで神経が疲れやすい」といった感覚は、説明しても共感されにくいのです。

心の深さには個人差がある

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

長い時間を一緒に過ごす親や兄弟でさえ、HSPの感性は分からないのです。だからこそ、非HSPと自分とは感覚が違うから、感じ方も考え方も違って当然だ、と知ることがまず最初の第一歩です。

自己診断ツールで強みを客観視することもできる

グッドポイント診断

客観的に自分を知る方法の一つが自己診断ツール。求職者向けに無料提供されているものなら無料で受けられるものまで、いろいろあります。

感受性を強みと位置づける「グッドポイント診断」がHSPにおすすめ。きっと診断結果には「感受性」が診断されると思います。

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自分の過去をノートに書きだすだけでも効果があると思うので、一度素直な心と向き合ってみましょう。

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HSPが幸せに生きるポイント②対処法を学ぶ

HSPの「感受性の高さ」「繊細さ」は生まれもった、変えられない気質であり個性です。

自分の気質を変える努力ではなく、次に紹介するような、刺激に対する対処法やテクニックを学ぶことが大切です。

  • 五感の刺激を抑える工夫をする(耳栓・マスク・ノンカフェイン飲料・ヒーリングミュージック等)
  • 一人で静かになれる場所や、落ち着く居場所を見つける
  • 同じ感性を持つHSPの人と、SNSなどで緩やかに繋がる
  • HSPに関する本を読んで、他のHSPが実践している処世術を学ぶ

HSPが幸せに生きるポイント③自分らしく生きる

HSPは自分が感じることを軸に、自分らしい環境を選ぶことが大切です。

育った環境によっては、HSPの個性を「短所」「欠点」だと決めつけ、改善すべきもの、治すべきものと言われることがありますが、それは間違っています。

HSPは、自分を変える必要などありません。

なぜなら、HSPの繊細さや敏感さ、感性の豊かさは「個性」であり、仕事でも人間関係でも、生活の全てに活かすべき、かけがえのない自分そのものだからです。

繊細さんは、自分のままで生きることで、どんどん元気になっていく。

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

すぐに自分らしく生きることは難しいと思いますが、少しずつ少しずつ、自分の人生を生きることを意識していきましょう。

繊細さんが、自分のままで元気に生きる鍵。それは、自分の本音「こうしたい」という思いを、何よりも大切にすることです。

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

HSP当事者が未来のHSPのためにやりたいこと

今、この時代に生まれたHSPには、大切な役割が与えられていると僕は考えています。

個人がメディアを持ち、情報発信ができる時代だからこそ、HSPの声が同じHSPに届くようになってきました。

そこで、HSP当事者は自分の生きづらさについて、どんな形でも良いので、発信していくことが、HSPの未来を変える大きな力になります。

具体的には、こんなことです。

  • インターネットやSNSで、HSPについて発信することで、同じ生きづらさ感じて苦しむ人の助けになる。
  • インターネットやSNSを通してHSP同士で緩やかに繋がり、孤独感や苦しみを一緒に乗り越えていく。
  • HSPが現実で直面する問題への対処法を共有することで、未来のHSPが同じように苦しまない手助けになる。

HSPに本来備わっている豊かな感性、創造性、他者への共感、これらは社会とって絶対に必要です。

HSPは人生をかけて、それぞれが自分らしく生きられる場所を見つけ、いきいきと自分らしく楽しく生きる権利があります。

同じ時代に生きているHSPが、未来のHSPに対してできる一番身近で効果があることは、発信することだと思います。

それが、結果として自分自身の孤独を癒します。

【厳選】初めてのHSP本 おすすめ4冊

HSPをもう少し詳しく学びたいという人のために、僕がおすすめするHSP関連本を、4冊に厳選して紹介します。

ちなみに、この記事の内容は以下の4冊をかなり参考にしているので、自信をもって推薦します。

HSP本のバイブル:『「繊細さん」の本』

HSP本で絶対読んでほしい本です。

著者はHSP専門カウンセラーの武田友紀さん。これまでに600名以上のHSP(著書の中では親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいる)を実際にカウンセリングしてきたHSP専門カウンセラーです。

武田さん本人も「繊細さん」であり、生きづらさを向き合ってきた経験があります。『「繊細さん」の本』は、武田さん自身の体験と、HSP専門のカウンセラーとして「繊細さん」あらゆる相談を受けてきた経験がベースになっている本です。

現在『「繊細さん」の本』が日本で生きるHSPが絶対に読むべきバイブルだと思います。

HSPの同志600人以上の悩みと生き方の知恵が結集した一冊なので、もしも一冊だけ選ぶなら、自信を持って『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』をおすすめします。

デザインや文字の配色、イラストなどの見た目にも刺激に敏感なHSPへの配慮されています。

繊細さんの本hspにおすすめ
【HSPが読むべき1冊】7冊読み推薦する日本人HSP当事者の「繊細さんの本」繊細過ぎる気質”HSP“の僕が、HSPの関連本を5冊読み、その中で最もオススメしたい1冊『繊細さんの本』について詳しく紹介します。 ...

HSPあるあるが豊富:『「敏感」にもほどがある』

HSPが現実を生きていく中で直面する出来事を、イラストと具体例で分かりやすく紹介しているのが『敏感にもほどがある』。著者はブログ「中年HSP」でもHSPの啓蒙活動を行っている高橋敦(たかはし・あつし)さんです。

高橋さんは1964年生まれで、平成生まれの僕とは育った環境も時代も全く違うのに、ほとんどのエピソードが共感できるものでした。

HSPは世代を超えて、同じ生きづらさを感じて生きていることを知って、とても勇気をもらいました。

本の中にはHSPだからこそ共感できる「HSPあるある」がイラスト付きで紹介されています。知識や対処法も学べる良書です。

著者ブログ:中年HSP

おすすめ書籍:『敏感にもほどがある

HSPに詳しい精神科医の本『敏感すぎる自分を好きになれる本』

珍しいHSPの臨床医・精神科医である長沼睦雄氏による書籍です。

HSPに関する本を多数出版されていおり、病気ではないとされるHSPについて、他の病気との関連性などについて、医学的な視点を、とても読みやすい文章で理解できる本です。

僕の直感ですが、文章の言い回しや言葉の些細なニュアンスから、おそらく先生はHSP当事者ではありません。

ただし、HSPの痛みや生きづらさに非常に深い理解を持つ数少ない精神科医の一人です。非HSPのなかでもHSPを良く知る心強い味方と言えるでしょう。

例えば、家族や友人にHSPについて説明する時に、お医者さんの論理的に説明した本があると、とても心強いと思いますよ。

アーロン博士本人の書籍:『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』

HSPという概念を研究したエレイン・アーロン博士本人の書籍です。

研究の経緯や、HSPの概念の成り立ちについても詳しく学ぶことができます。

ただし、翻訳本ということと、研究者ならではの難しい内容も少し含まれているため、HSPについてじっくりと学術的に理解したい人向けの本かもしれません。

まとめ:HSPは自分のままで生きていける!

HSPの色々な本を読んできた中で共通することは、HSPは自分を変える必要はないということです。

変えられない自分らしさは、変えてはいけないかけがえの無い個性として活かしていきましょう。

HSPは自分のままで生きていける!

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

僕もブログを通して、その言葉証明するために、自分らしく楽しく頑張っていこうと思います。

この記事が、同じHSPの皆さんにとって、良いきっかけになれば嬉しいです。

 

記事で紹介したHSP本おすすめ4冊
  1. 「繊細さん」の本 :HSPのバイブルおすすめナンバーワン
  2. 敏感にもほどがある:イラストで楽しく読めるHSPあるある集
  3. 「敏感すぎる自分」を好きになれる本 :お医者さんの視点で書いたHSP
  4. ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。:翻訳版まぎれもない元祖HSP本

 

▼HSPの適職について考えました。

hspの適職向いてる仕事の探し方
【HSPの適職を考察】繊細な当事者が考えた向いてる仕事の探し方HSPの適職は?向いている仕事はあるのか?その問いにHSP当事者が考えたことを発信します。 HSP当事者の僕は、仕事でいつ...

 

 

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POSTED COMMENT

  1. ミケ男 ミケ男 より:

    まるさん

    はじめまして、コメントありがとうございます。

    頻繁に37度~39度の熱が出るというのは、本当に辛いだろうと思います。

    病は気からというより、精神や心理から体を壊すことが人間にはあるのでしょうね。

    HSPの方で特に敏感な方だと、同じような身体への異常が現れることがありそうです。

    僕の場合は、心理的な限界を感じると、咳が止まらなくなり、瞼や腕などの筋肉が部分的に痙攣します。

    これについて、僕は身体が自分の限界を教えてくれているサインだと思うようになりました。

    普通の人、周りの身近な人にそれを話しても

    「甘えている」
    「気にするからそうなる」
    「逃げたら負け」

    のように吐き捨てられることがほとんどだと分かっていますが、

    自分の体質は自分にしか分からないですし、

    彼らが僕のことを理解してくれたり、救ってくれたりすることもないと分かってきました。

    目線の動きや表情で相手のことは伝わってきます。

    それはHSPにとってはごくごく自然なことですし、当たり前にそう感じるHSPが多いはずです。

    ただ、鈍感な人の方がずっと生きやすく、認められやすく、肯定される社会では、

    そういった意見は批判の的になったり、攻撃の対象にされることもあります。

    涙が出てしまうことも、心理的な影響と考えるのが一番合理的なのかなと思います。

    精神科・心療内科の先生といえども、HSPの敏感さは理解できないので、

    「病院に行ったのに、先生の話や態度で余計気分が憂鬱になった」

    ということもあると思います。

    僕も、HSPがどうしたら社会で生きやすくなるのか、答えを探している最中ですので、

    良かったまた記事を読んでもらって、応援していただければ嬉しいです。

    まるさん、コメントありがとうございました。

  2. アバター まる より:

    はじめましてHSPの記事とても興味深かったです
    私は昔から感情が高ぶるとすぐに熱(37~39度)が出てしまう体質で悩んでいました。しかも感情によって大体でる熱の温度が違います。緊張や焦りなどではそこまで高熱は出ないのですが嫌がらせをされたり悪感情を他人からぶつけられたりすると高熱が出てしまいます。
    昔は風邪かなぁ?と思っていたのですが嫌な人や嫌がらせをされる状況や場所がなくなるとすぐに嘘のようにスッと熱がひいてしまいます。
    このような症状はHSPにはあるのでしょうか?

    今までこの感情で振り回される体質に困り精神科などに行ってもストレスによるものや発達障害なのでは?と言われてきました。
    しかしどの方法の治療もあいませんでした。この体質は変わらずです。
    感情が昂ると悲しくないのに涙が出たりもします。
    普通の人と同じように暮らして日常生活を送っているのに何十倍も疲れてしまい動けなくなることもありもしかしたら自分はHSPなのかな?と思いました

    また昔から他人の目の動きや視線表情でどんなことを考えているのか感情を持っているのかよくわかり自分まで疲れていました
    過剰すぎる共感と敏感さはHSPという特質だったのかもしれないです。

  3. ミケ男 ミケ男 より:

    Kさん

    初めまして。

    記念すべき初めてのコメントを、当ブログにしていただきありがとうございます。

    KさんもHSPということで、人と分かり合えないことや、孤独感を感じられてきたのですね。

    僕もHSPを知って、良い本に巡り合って、自分らしさを肯定していこうと思うようになりました。

    毎日くじけていますが、これからもブログやツイッターを通して、

    自分にできることを発信していけたらと思います。

    温かいメッセージが一番のやる気に繋がります。

    ありがとうございました。応援よろしくお願いいたします。

    何か、こんな記事があったらいいな、というご意見もお待ちしています。

  4. アバター k より:

    初めまして。ネットにコメント投稿するのははじめてです!自分は39歳の男です。昔から人付き合いが苦手ということもあり、職を転々としてきました。
    今は結婚していて3歳の子供もいます。転職したばかりですが、今の職場も仕事が出来なくて合わず、精神的に疲れ精神科に通っています。
    人にどう思われてるかが異常に気になる質で、人に相談しても気にしすぎと言われ、自分がおかしいのだろうと前向きになる努力をしてきたけど治りません!
    そんな時にネットで調べる内にHSPの事を知り、自分の状況に完全に当てはまっていてビックリしました!
    悩んでるのは自分一人だけじゃないんだなと思うと救われた気になり、コメントせずにはいられませんでした!
    いきなりは無理だと思いますが、まずは自分を認めてやれる努力をしてみようかと思います。
    長文すみません‼ブログ頑張ってください!

  5. ミケ男 ミケ男 より:

    メッセージありがとうございます。

    ご丁寧に、連絡いただきありがとうございます。

    繊細な当事者のために、HSPという言葉があるので、HSPの認知度向上のためにも、紹介していたたげれば嬉しいです。

    注意点として、

    ●文脈的に自然な流れでリンクを貼って頂くこと

    ●引用した記事やページのURLは明記していただくこと

    この2点は注意していただければと思います。

    深い心理考察をされているブログと拝見しましたので、是非紹介して貰えばと思います。

    ※セキュリティの観点から、コメントに記載してもらったURLは非表示にしております。

  6. アバター Death March より:

    はじめまして。

    HSPというものを初めて知りました。
    生きづらいと愚痴ばかり書いている自分のブログでこの記事を紹介したいのですが、大丈夫でしょうか。
    いきなりのお願いで申し訳ないです。
    よろしくお願いします。

  7. ミケ男 ミケ男 より:

    みゅうさん

    僕はお嬢さんと同じくらいの世代です。

    お母さんが勉強家であることがうらやましく思います。

    お母さんがお嬢さんのためにしてきたと思う苦労は、きっと伝わっている気がします。

    伝わりすぎているのかもしれません。

    「娘とは生涯 相の合わない母娘!」ということですが、

    合わないという結論に至ったのは、みゅうさんが人生としっかり向き合ってきたからであり、

    合わないと分かって初めて、お互いの距離感や関係性を見つめ直すことができるかも、と僕は期待してしまいました。

    合わなくても、心の奥の奥の芯の部分で、感謝している気持ちに変わりは無いはずです。

    くれぐれも、無理はなさらないように。

    またブログに遊びにいらしてくださいね!

  8. アバター みゅう より:

    母 娘(29歳)でHSP!
    娘が物心ついてから…
    どうして?なぜ?うまくいかない?

    保育園時代から
    毎日毎日理想の親子関係になりたくて
    何度も何度も本望でなくても娘に
    理解して欲しくてへりくだり修復してを
    繰り返しても娘の心は離れていくばかり。

    機嫌の悪い娘の中に自分の昔を見て
    日々反省してやり直してを繰り返して
    子育ては終わった。
    その親子関係の劣等感後遺症で今もなおクタクタ。

    娘はそんな影響か臨床心理学を学び
    大学院まで行った。そして
    希望通りカンセラーは嫌いと
    データアナリストに就いた。
    が自分用は制御不能なのか
    コントロールできていない。

    母の私ももちろん昔から心理学には興味があった。
    最近の心理学の解明進歩はめざましく
    そう言う事だったのか!と納得!

    生きずらかった自分のククリが分かり
    人生を顧りみて、せめて娘には同じ
    人生感を味あわせたくないと思うものの
    「私は世捨人」と未だに取りつく島ない娘
    親への無視ぶりにもこちらがギブアップ!

    今、認知症の実母を見舞う私。
    嫌いな実母からは散々恨み辛みを聞かされた。
    が、昔から型通りの親孝行をしてきた。

    しかし
    娘とは生涯 相の合わない母娘!
    と肝に命じよう。

  9. ミケ男 ミケ男 より:

    兵庫県私設博物学研究所さん

    たくさんコメントいただきありがとうございます。褒めていただいたような記事をこれからも書き続けられるように、頑張ります^_^

  10. アバター 兵庫県私設博物学研究所 より:

    また,コメントさせていただきます.とてもよくまとめられてあると思います.
    マズローの欲求説とHSPの人のトップダウンがあっているというのはよく説明されていると感じました.納得です.

  11. ミケ男 ミケ男 より:

    うさこさん

    はじめまして。

    コメントありがとうございます。

    22項目ということは、僕とまったく数も同じ、かなり敏感なHSPで間違いないと思います。

    努力、忍耐、根性、で疲弊してしまう感覚が僕にも良くありました。

    HSPの感覚は、HSPにしか分からない部分があって、

    周りよりも弱い自分だと勘違いしていきてきましたが、僕はHSPを知って、少しずつ、自分を取り戻してきました。

    HSPだと分かってからも、刺激や人間関係には疲れやすく、変わっていない部分の方が多い気がしますが、

    いつもは最後の最後に自分で自分を責めていたのが、

    「周りには理解されない感性と世界の中で生きているんだから、自分の気持ちや考えに従って、自分らしく生きればいいんだ」

    と思えるようになりました。

    うさこさんも、きっと今とても辛い中で、色々と調べていく中で、

    偶然にも、この記事にたどりついたのだと想像します。

    うさこさんのような方に、読んでもらうために記事を書いたようなものなので、とても嬉しいです。

    こちらこそ、ありがとうございました。

    HSP同士、ゆるやかに繋がって、生きづらい社会を、自分らしく生きていきましょう。

    よかったら、ツイッターをやっているので、いつでもフォローお待ちしております。

    ミケ男(@mikeoblog)

  12. アバター うさこ より:

    初めまして、生き辛さを抱え、努力、忍耐、根性で頑張って来ましたが、人間関係も上手く築けず、仕事も拷問を受けているような中、この記事にたどり着き、チェック項目も22個当てはまり、そうだよ、そうなんだよ、そうだったのね。との思いでいっぱいです。たくさんお伝えしたい気持ちはありますが、とにかく感謝の思いです。ありがとうございます。

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