- 「小さなことで傷つく」
- 「人の機嫌に左右される」
- 「光や物音などに敏感」
- 「人ごみや大人数が苦手」
このような悩みを抱える人は、生まれつき刺激に対して敏感で繊細な気質を持つHSP(Highly sensitive person)かも知れません。
どうも!繊細な人を応援するメディア『繊細革命』の管理人(@mikeoblog)です。
理由が分からないけど毎日生きづらい…
そんな時に、次のようなことが分かったら、見える世界が変わると思いませんか?
短所だと思っていた敏感さ・繊細さが、5人に1人の割合で存在する、一生変わらない気質だとしたら?
大切な家族や友人、恋人にさえ理解されない「繊細さ」に科学的な理由があるとしたら?
傷つきやすい自分を変えなくても、繊細さを強みにして生きていけるとしたら?
この記事では、HSP診断テスト、HSPの特徴、生きずらい理由、対処法など、HSPの基本を網羅的にまとめています。
「HSPとは何か?」
その答えが知りたい人は、さっそく続きをどうぞ。
目次
HSP(Highly sensitive person)とは何か?
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、
生まれつき、他の人に比べて刺激に対して敏感な気質を持つ人を表す概念です。
「気質」とは成長の過程で変化することのない、その人の性質とも言い換えられます。
アメリカのエレイン・アーロン博士の研究者によって、5人に1人が、生まれつき刺激に対して敏感な気質を持つことが明らかになりました。
さらに、人間だけでなく、他の100種類以上の生物にも同じように刺激に敏感に反応する個体が、15~20パーセント存在することも分かっています。
HSPは生まれつき刺激に敏感な気質を持ち、非HSP(HSPではない人)には気づかないような、
些細なことに半自動的に反応し、過度に刺激を感じ取る性質を持っているのです。
HSPの診断テストでチェックしてみよう
HSPかどうかを診断する簡単な方法があります。
HSP提唱者エレイン・N・アーロン博士の本「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ」より、HSP診断テストを用意しました。
次の23個の質問に、自分が感じるままに、少しでも当てはまると思った項目を数えてみてください。
【HSP診断テストのチェック23項目】
下記の項目で、当てはまると思うものを数えてください
- □自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- □他人の気分に左右される
- □痛みにとても敏感である
- □忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋など、プライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
- □カフェインに敏感に反応する
- □明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンなどの音に圧倒されやすい
- □豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
- □騒音に悩まされやすい
- □美術や音楽に深く心動かされる
- □とても良心的である
- □すぐにびっくりする(仰天する)
- □短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
- □人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
- □一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
- □ミスをしたり、物を忘れないようにいつも気をつける
- □暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- □あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
- □空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- □生活に変化があると混乱する
- □デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- □動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- □仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できない
- □子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
出典:エレイン・N・アーロン(2008)『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ
12個以上当てはまった場合は、HSPである可能性が高いと言われています。
数が少なくても、度合が極端に強い場合はHSPの可能性があるとも、著者は言っています。
診断は本人の主観にゆだねられるので、HSPかどうか判断できないグレーな人もいるでしょう。
おそらく、HSPの気質が強ければ強いほど、HSPの知識を知るほど納得感が増すはずです。
ぜひ、記事を読み進めながら、確かめてみてほしいです。
HSPに共通する特徴とは?

アーロン博士の研究により、HSPには共通して見られる特徴があると分かりました。
今回は、より理解しやすいように僕なりのアレンジを加えて、5つに分けて紹介します。
HSPの特徴①深く洞察して処理する
HSPは細かい部分に注目し、それについて長時間考えや洞察を巡らせるのが得意だと言われます。
物事に取り組む際は、丁寧に時間をかけ、慎重に進めていく人が多く、スピードよりもクオリティにこだわる傾向です。
HSPは物事を一人でコツコツ取り組み、質の高い仕事を成し遂げる創造性は、まさにHSPの特徴だと思います。
HSPの特徴②過剰に刺激を受ける
ただ普通に生活しているだけでも、HSPは非HSPよりもはるかに多くの神経が活動しています。そのためエネルギーの消耗が激しく、普通の人よりもすぐに疲れやすくなります。
同じストレスにさらされた時、神経の昂りに関連する脳内物質が過剰に分泌され、警戒している時に分泌されるホルモンの量も多く出ているそうです。
身体も疲れやすいですが、どちらかと言えば神経をつかさどる脳や頭が疲れやすく、「気疲れ」を感じやすくなります。
HSPの特徴③感情による強い反応
HSPは感情反応が強いという特徴があります。感情反応とは、物事に対して「~と感じる」という反応が、普通の人に比べて強いと言うこと。
飲食店に入った瞬間に「居心地が悪いな」とか、初対面の人の雰囲気から「なんか危ない感じがするなぁ」とか。
「直観力」に優れているとも言えます。
HSPの特徴④些細な刺激でも敏感に反応する
HSPは普通の人なら気づかずスルーするような、細かいこと、些細なことにもたくさん気がつきます。というより、半自動的に気づいてしまい、あれこれ思考を巡らせてしまうのです。
街で買物をする時でも、「すれ違う人の目線」「お店のニオイ」「接客の店員さんの目線」「電気屋の明るい照明」などの刺激が積み重なって、ヘトヘトになります。
ささいな刺激でも、大きく、強く感じ取ってしまうのがHSPなのです。
HSPの特徴⑤共感力が高い
HSPは他人の気持ちに深く共感し、自分が体験しているように感じることが得意です。
聞き上手、と言われる人が多いのではないでしょうか?
しかし、共感力が高過ぎると、職場で誰かが怒られている場面に遭遇して、まるで自分も一緒に怒られているような気分になり疲れてしまうこともあります。
▼下記の記事で、HSPに共通する特徴について、さらに詳しく説明しているので、参考までに。

このように、HSPには共通してみられるいくつかの特徴がありますが、ではなぜHSPはこんなにも生きづらいのか?
次は、その理由を考えてみましょう。
HSPが生きづらい理由とは?

なぜHSPはこんなに生きづらいのでしょうか?
HSPの感性は5人に1人という圧倒的少数派のため、普通に生きるだけでも物事の感じ方、考え方、捉え方の違いに直面します。
HSP当事者の皆さんへ「HSPの生きづらさ」について質問です。
HSPは、HSPではない人と比べて、
どのぐらい生きづらいと感じますか?
それぞれが感じる「感覚」で良いので、
一番近いと思うものを選んでください。
ちなみに、僕管理人は5倍くらいかなと思っています。
— 管理人@繊細革命 (@mikeoblog) 2019年4月25日
HSPは五感が敏感
神経システムの過敏さにより、HSPは五感がとても敏感です。
人ごみ、満員電車、大勢の飲み会、隣人の騒音、あらゆる臭い、カフェイン、衣服や布団の肌触りに対して反応してしまい、なかなかリラックスできません。
半自動的に、些細な刺激に過剰に反応してしまうため、普通に生活しているだけでも生きづらい感覚を備えていると言えます。
「気にしなければいいじゃん」
「考え過ぎだよ」
と言われるたびに、モヤっとするんです。
たぶん、そんなことを人生で何百回も言われている人もいるでしょう。
HSPは仕事でストレスを溜めやすい
HSPにとって最大の悩みの一つが「仕事」でしょう。
HSPは職場環境によっては「仕事が遅い」「仕事ができない」とレッテルを貼られ、苦しむことがよくあります。
結果として、それが「仕事が続かない」ことにも繋がっていきます。
HSPは、マルチタスクを要求されることや臨機応変な対応を求めれること、忙しすぎる状況やプレッシャーが与えられることは、あまり得意ではありません。
なんとか職場に適応できたとしても、人事異動や転勤などで環境に変化が起きると、普通の人よりも過剰に影響を受けてしまい、半自動的に大きなストレスを感じてしまいます。
結果、ストレスを限界を越えてまで我慢して身体を壊すこともあります。
強みである「感性の豊かさ」「真面目で謙虚な姿勢」「細部に気がつき、質の高い仕事をする慎重さ」を活かせる仕事選び、職場選びは、HSPの最重要課題だと言えます。

HSPの比較的多くが人間関係で苦労する

HSPは人からの刺激にも強く影響を受けます。
そして、その感覚は鈍感な大多数の周りの人からは、全く理解されません。
繊細な感性をもっていると、「変わり者」「気にしすぎ」「ネガティブ」「言っていることが分からない」と軽く扱われて、疎外感を感じることが多々あるでしょう。
繊細さを「甘え」と勘違いされてしまう
1996年にアメリカでHSP提唱者アーロン博士の著書『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』がベストセラーになりましたが、まだまだHSPの認知度は低いままです。
HSPの感受性の強さや繊細さを、表面的な部分だけを見て「やる気がない」「甘えている」とレッテルを貼ることで、誤解されることも多々あります。
HSPは病気ではないため、お医者さんは知らない人の方が多いかもしれません。
「しんどいのはみんな同じだ」「細かいことを気にするな」「甘えるな」と言った言葉で傷ついてきたHSPはかなり多いんじゃないかなと想像します。
HSPの生きづらさは理解されないことが多い
繊細さについて、悪いこと、弱いこと、と捉えられることが多いと感じます。
身近な親や兄弟、恋人や親友にさえ理解してもらえないことも多いはずです。
HSPは自分でも自分自身のことが良く分からない、という苦しみを味わってきた人が、たくさんいるような気がします。
HSPの感じ方は、本人にしか分からない部分があるのえ、説明してもなかなか理解されないこともありそうです。
親に繊細すぎるHSPだと言うことを話してみた結果、、、
全く理解してもらえ無かった。
母は早とちりして「病気だから治るまで面倒を見る」「知ってる人にも繊細過ぎて鬱病の人がいる」と。
HSPは病気では無いと伝えると
「なんだ、病気じゃなくて良かったね!」
絶句です。
— 管理人 (@mikeoblog) February 17, 2019
HSPだと気づくまでが途方もなく長い
本人がHSPだと気づくまでには、長く辛く苦しい道のりが必要です。
生きづらさに悩み、本やネットで調べて、ようやくHSPという答えにたどり着くのです。
僕も、自己啓発書を読み漁ったり、心療内科を受診してもお医者さんの説明に納得できなかったり、誰も信じられなくて引きこもりになった時期もありました。
その後、働きながらも生きづらさと向き合い続けて、HSPという答えにたどり着くまでに10年かかりました。
HSPは欲求段階の「尊厳・社会的欲求」を充たすために苦労しがち

マズローの欲求段階説によると、人間には基本的欲求が5つあると言われています。
三角形の下から上に向かって、順番に欲求を満たそうと成長していきます。
HSPは「社会的欲求」や「尊厳欲求」を満たすことが大変
HSPにとって「社会的欲求」「尊厳欲求」の2つを充たすことは、簡単ではありません。
「社会的欲求」は、集団に属したい、仲間がほしいという欲求ですが、
HSPの特徴・特性によって集団行動で疲れやすかったり、仕事の進め方や方針にうまく適応できなかったり
人によっては過去のトラウマから他人に心を開けなかったりします。
「尊厳欲求」は他者から認められたい・尊敬されたいという欲求ですが、
5人に1人の感性を持ったHSPは、場所によっては「変わり者」になってしまうこともありました。
HSPなので、そういった敏感に感じ取ってしまいます。
人間の基本的な欲求を満たすことが、HSPはそうでない人より大変だと思いませんか?
HSPは「自己実現」から達成しても良い
HSPは2つの段階を飛び越えて、先に「自己実現」を果たしてもいいのかなと僕は思います。
何か1つでも「自己実現」ができているHSPは、人並みの生きづらさを抱えつつも、自分だけのやりがいを持って、楽しく生きている人が多いような気がします。

HSPと恋愛、そして依存

HSPは、他人と深く関わる恋愛においても、さまざまな問題に直面します。
恋愛で悩んだことがないHSPなど存在しないのではないでしょうか?
性別の違いだけでも乗り越えることは大変なのに、「繊細」「敏感」という感性の違いまで問題が発生するので、恋愛で苦労することは多いかもしれません。
相手に共感することができ、優しさと愛情にあふれているHSPなので、
考え方によってはモテ要素は十分なのかもしれませんが、恋愛に対して依存的になってしまう場合もあります。
失恋で普通の人には考えられないほど、絶望する人もいるかもしれません。
HSPと類似概念(内向型・エンパス・HSS)との違い

HSPとよく似た概念として「内向型」「エンパス」「HSS」などがあります。
これらは同じような特徴で語られるため、その違いが曖昧になっているのが現状です。
結論としては、自分がしっくりくる概念から、自分にとって役立つ知識やノウハウを選んでいくことが大切だと思います。
ブログでは、HSPと類似概念の違いを整理する記事も紹介しているので、良かったら参考にしてみてください。

HSPと病気、メンタルの不調

HSPは心理学概念であり、病気や障害ではありません。
正しい知識を得るには、ネットだけでなく本も是非参考にしてもらいたいです。

今後、このブログでも他の概念との違いは、詳しく追っていきたいと思います。
HSPとうつ状態・不安症状
慢性的な神経の高ぶりや子ども時代のトラウマがあると、HSPは不安になりやすく、気分がふさぎやすくなります。
出典『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』 長沼 睦雄
疲労感やストレスを感じやすいHSPは不安・恐怖の神経回路が暴走しやすく、心の病気に繋がるリスクが高いと言えます。
さらに進むと、ものごとを回避したり、感情や感覚が麻痺したり、フラッシュバックが起きたり、決められなくなったり、マイナス思考になったりします。
出典『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』 長沼 睦雄
HSPとアダルトチルドレン
人間は、子どもの時に安心・安全を十分に感じられないと、大人になっても他人に見捨てられる不安や、
親密になり過ぎることを回避する愛着障害やアダルトチルドレンに繋がっていくことがあるそうです。
僕もアダルトチルドレン的な傾向があり、親からは繊細な気質をマイナスに評価されてきました。
ただ、大事なことは、自分自身を理解して、同じような失敗を繰り返さないことです。
HSPを知っていくことで、自分を深く理解し、親ともほど良い距離を見つけるきっかけになれば良いなと思います。
HSPと回避性パーソナリティー障害
回避性パーソナリティ障害とは、自分に自信がなく、人から批判されたり、恥をかくのが怖くて社会や人を避けてしまう特徴のことです。
パーソナリティ障害は、社会生活において、そのことが個人的あるいは社会的にかなりの崩壊や著しい苦痛や機能の障害をもたらしているもので、症状が著しい苦痛や機能障害をもたらしていないものは、正常なパーソナリティである。
引用:Wikipedia「境界性パーソナリティ」
回避性パーソナリティ障害で著書が多い精神科医の岡田尊司さんが、『過敏で傷つきやすい人たち (幻冬舎新書)』という書籍の中で、HSPと愛着障害について詳しく論じています。
HSPの僕は、最初に回避性パーソナリティを知りましたが、専門用語が多くて少しハードルが高かったです。
ただ、回避性パーソナリティもそれほど一般的ではないため、専門的に診断できる人も限られているのが現状のようです。
HSPと引きこもり
HSPは幼い頃から、他人と分かり合えない感覚を持っているため、慢性的な孤独感、疎外感を感じ続ける人が多いと想像します。
そのため、引きこもりになって、さらに苦しんでしまう人もいるかもしれません。
僕の場合は、就活と人間関係のストレスが蓄積した時に、初めて引きこもりになりました。
大人になるにつれて、人と深く長く関わることを強制されることが増え、蓄積されたものが一気に押し寄せてきたような気がします。
HSPと有名人
有名人や著名人の中も、HSPがいます
HSP関連の本の中で、HSPの有名人は下記のような人が挙げられています。
カール・ユング 心理学者
ジョージ・ワシントン アメリカ合衆国大統領
ロバート・F・ケネディ アメリカ合衆国大統領
ライナー・マリア・リルケ 詩人
マイケル・ジャクソン 歌手
…etc
日本でも、HSPの認知度が上がり、有名人がHSPを知って、公表することが増えました。
公表した下記の方々を見ても、繊細さの多様性が実感できると思います。
<HSPを公表した有名人>
ロンドンブーツ1号2号 淳さん
大木亜希子さん
最上もがさん
勝間和代さん
ベッキーさん
ちなみに、ダウンタウンの松本人志さんもテレビ番組のHSP特集の診断で、HSP気質が高かったそうです。
HSPかもしれない有名人をまとめた記事▼

克服は少し違う!HSPの生き方や悩みの対策について
HSPの感覚は生まれつきのものなので、変えようと思って変えられるものではありません。
HSPは「気質」と位置づけられており、生まれつき備わっている変わらない性質のことだからです。
あなたの生まれ持った本質が気質なので、HSPを克服する、治すという発想は、おすすめしません。
HSPを学び、理解し、対策を知り、生活に役立てることが大切です。
HSP関連の書籍がたくさん出版されていますが、
多くの本で同じように言われている「HSPが幸せに生きるためのポイント」があります。
HSPが幸せに生きるポイント①自分を理解する
「相手も自分と同じように感じているはず」と思って非・繊細さん(非HSP)に接すると、思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまうことがあるのです。
『「繊細さん」の本』:武田友紀 著
HSPなら当たり前に持っている感覚が、世の中の多数派を占めている非HSPには無いという事実を受け入れることが大切です。
非HSPに「相手の機嫌に左右される」「些細な物音が気になる」「普通に生活しているだけで神経が疲れやすい」といった感覚は、説明しても共感されにくいのです。
心の深さには個人差がある
『「繊細さん」の本』:武田友紀 著
長い時間を一緒に過ごす親や兄弟でさえ、HSPの感性は分からないのです。だからこそ、非HSPと自分とは感覚が違うから、感じ方も考え方も違って当然だ、と知ることがまず最初の第一歩です。
HSP関連本を7冊ほど読みましたが、全てに共通する意見の一つは、繊細さ、敏感さは、生まれ持った気質であり、変わらないものだということ。
自分を理解し、ちょっとの知識と、強みが活きる環境の選択が、生きづらさを和らげます。
感じ方の違う人のアドバイスに、もう傷つく必要は無いです。
自己診断ツールで強みを客観視することもできる
客観的に自分を知る方法で、簡単なものは、自己分析ツールを使った自己理解です。
特に仕事で悩む人は、まず自己分析から始めることをおすすめします。
HSPが幸せに生きるポイント②対処法を学ぶ
HSPの「感受性の高さ」「繊細さ」は生まれもった、変えられない気質であり個性です。
自分の気質を変える努力ではなく、次に紹介するような、刺激に対する対処法やテクニックを学ぶことが大切です。
- 五感の刺激を抑える工夫をする(耳栓・マスク・ノンカフェイン飲料・ヒーリングミュージック等)
- 一人で静かになれる場所や、落ち着く居場所を見つける
- 同じ感性を持つHSPの人と、SNSなどで緩やかに繋がる
- HSPに関する本を読んで、他のHSPが実践している処世術を学ぶ
また、HSP専門カウンセラー武田友紀さんの本「繊細さんの知恵袋」はHSP当事者からのヒアリングを元にして、人生の知恵を集めた良書です。

HSPが幸せに生きるポイント③自分らしく生きる
HSPは自分が感じることを軸に、自分らしい環境を選ぶことが大切です。
育った環境によっては、HSPの個性を「短所」「欠点」だと決めつけ、改善すべきもの、治すべきものと言われることがありますが、それは間違っています。
HSPは、自分を変える必要などありません。
なぜなら、HSPの繊細さや敏感さ、感性の豊かさは「個性」であり、仕事でも人間関係でも、生活の全てに活かすべき、かけがえのない自分そのものだからです。
繊細さんは、自分のままで生きることで、どんどん元気になっていく。
『「繊細さん」の本』:武田友紀 著
すぐに自分らしく生きることは難しいと思いますが、少しずつ少しずつ、自分の人生を生きることを意識していきましょう。
HSPは自分の持つ繊細さを受け入れ、それをどう活かして生きるのかが、とっても大事です。
HSPは克服するのではなく、自分の個性として認め、人生のあらゆる場面で活かして生きることが大切です。
繊細さんが、自分のままで元気に生きる鍵。それは、自分の本音「こうしたい」という思いを、何よりも大切にすることです。
『「繊細さん」の本』:武田友紀 著
HSP当事者が未来のHSPのためにやりたいこと
今、この時代に生まれたHSPには、大切な役割が与えられていると僕は考えています。
個人がメディアを持ち、情報発信ができる時代だからこそ、HSPの声が同じHSPに届くようになってきました。
そこで、HSP当事者は自分の生きづらさについて、どんな形でも良いので、発信していくことが、HSPの未来を変える大きな力になります。
具体的には、こんなことです。
- インターネットやSNSで、HSPについて発信することで、同じ生きづらさ感じて苦しむ人の助けになる。
- インターネットやSNSを通してHSP同士で緩やかに繋がり、孤独感や苦しみを一緒に乗り越えていく。
- HSPが現実で直面する問題への対処法を共有することで、未来のHSPが同じように苦しまない手助けになる。
HSPに本来備わっている豊かな感性、創造性、他者への共感、これらは社会とって絶対に必要です。
HSPは人生をかけて、それぞれが自分らしく生きられる場所を見つけ、いきいきと自分らしく楽しく生きる権利があります。
同じ時代に生きているHSPが、未来のHSPに対してできる一番身近で効果があることは、発信することだと思います。
それが、結果として自分自身の孤独を癒します。
HSPだと知った時が、その人が知るべきベストなタイミングだと思います
世の中には、自分と同じような境遇で、まだHSPを知らずに苦しむ人がたくさんいます
似た境遇のあなただからこそ、その人達に届くように、HSPを発信できます
HSPを知ったタイミングにも、きっと意味があります
— 管理人@繊細革命 (@mikeoblog) 2019年4月18日
HSPを正しく理解するなら本がおすすめ!
HSPに関する様々な情報がネットやSNSで発信されていますが、正しい知識とノウハウを学ぶならやっぱり「本」がおすすめです。
僕も今までたくさんのHSP本を読んできたので、おすすめのものは記事にまとめているので参考にしてみてください。
せっかくなので、一冊だけHSPの本を選ぶ場合のおすすめ本を紹介しておきますね。

HSP本のバイブル『繊細さんの本』
著者はHSP専門カウンセラーの武田友紀さん。
これまでに600名以上のHSP(著書の中では親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいる)を実際にカウンセリングしてきたHSP専門カウンセラーです。
もしも最初の1冊に推薦するなら、HSPの本で最も売れていて評価も高い『繊細さんの本』がおすすめです。
HSPの本でおすすめの1冊は
間違いなく『繊細さんの本(武田友紀著)』です。
様々なHSP本が出ていますが
当事者には表現が傷つくもの、翻訳で読みにくいものも。
600人のHSPをカウンセリングしてきたHSP当事者が書いたこの本は
HSPのバイブルです。https://t.co/KwL6W7nmIf
— 管理人@繊細革命 (@mikeoblog) 2019年3月21日

まとめ
HSPの概念は、繊細さはかけがえのない個性だと伝えるために
存在しているのかもしれません。
「あなたの敏感さ・繊細さは生まれつきの気質であり個性であること」
「自分らしさを変えたり克服する必要はなく、強みととらえて人生に活かしていけること」
HSPは自分のままで生きていける!
『「繊細さん」の本』:武田友紀
この記事が、同じHSPの皆さんにとって、何かしらの良いきっかけになれば嬉しいです。
それでは、以上です。
HSPに共通する特徴「D.O.E.S」を徹底解説しています▼

【図解】HSPと内向型・エンパス・HSSの違いを分かりやすく解説▼

おすすめ自己分析ツールを結果付きで紹介▼

HSPの本をまとめた記事はコチラ▼

HSPの適職について▼

私は、周りとの考え方、感じ方の違いにより自分はおかしな人間だという思いを感じながら生きてきました。幼少期から人の目線や表情に敏感で恐怖すら感じていた人間不信気味の私はもちろん学校に馴染めるわけがありませんでした。部活をやっていても何をするにも人の目や、人にどう思われるかが気になってしかたがありません。 女子の人間関係は小6からはぶきあいがはじまり、目の前で悪口をいっていること。体育の時、友達がこけたとき私以外のクラスの皆が心配より笑っていること。私にはその感情に共感して楽しそうに人の悪口をいうことも、人が痛がっているのに心配ではなく笑えること。生きる毎日が地獄そのものでした。 性格、感じ方で悩み苦しんでいたとき親にはそんなの関係ない、そんなんでどうするんぞ、サボりだと思われていて怒鳴られる日々、家にも居場所がなかった。相手が怒鳴りイライラしている人に自分の気持ちを伝えることは恐怖でしかない。家族さえ信じられない、そんなグズな私です。 普通の人と感じ方の度合いが違っているせいなのか。少しの物音で凄く驚いたり、人が怒ったときの顔や声をきいただけであまりに号泣してしまい、怖いと言われてしまうことさえあります。今も人間不信で社会不適合者の私は引きこもっています。最近では思い悩みすぎるせいか幻聴がきこえたり、食欲がなく、食べても吐き気がします。人を信じられなくなり、人が怖くて一歩も外にでれない。そんなどん底だったとき、この記事に出会えたこと、HSPのことを知れたこと本当に嬉しく思います。項目チェックでは20個当てはまり、他の内容や小さいときの親と兄の喧嘩や怒鳴りあいが何度もあり、あまりに衝撃的で恐怖で、フラッシュバックしたりと、他にも特徴でほとんどあてはまったのでHSPなのかもしれません。努力して皆と馴染めるよう頑張ってきましたが1人反省会の日々、あげくに体調不良を引き起こしてしまっています。そんな状態のときに性質だから変えられないし、変えなくていいというメッセージありがたいです。私と同じように悩んでいる人、生きずらさを感じている方々がHSPのこと、この記事に出会え少しでも前向きな気持ちになれることを願っています。 この記事を書いてくださった管理人さん、本当にありがとうございました。
管理人さん、こんにちは
私はテレビでHSPのことを知り、自分もそうなのではないかと思って情報を探す中で、このブログに出会いました。私は常に他者に気を配り、自分の考えを主張できないでいました。アルバイトを始めてからは、さらにそれがひどくなり、加えて一度にいくつものことを並行して進めるように言われることがとても苦痛でした。主張できない自分、効率よく仕事ができない自分に嫌気がさし、変えよう、変わろうと思ってきました。でも、この記事を読んで変わらなくていいんだ、このままでもいいんだと、とても安心しました。自分が本当にHSPなのか分かりませんが、この記事に出会えたことに感謝しています。これからもっとHSPについて調べようと思います。若いうちに知ることができて良かったです。ありがとうございます。
管理人さん
今朝、『喉 チリチリ』で検索してこちらへ辿り着きました。
通勤前にざっと読んだだけで恐縮ですが、読んでいてとても癒されました。
文章から優しさや思いやりが伝わってきたのかと思います。
わたしは子どもの頃から生きづらさを感じて過ごしてきました。
今42歳でやっと自分が心からやりたい仕事につけています。
エンパス、アスペルガー(受動型)、HSP、愛着障害、自分の特徴と当てはまるものとしてネットや本などで見つけたキーワードでした。
精神科に行ってみようかと思ったこともありましたが、そもそも医者自体が信用できないので行けませんでした。
でも苦しみながら自分と向き合い生きている途中で、こちらに辿り着き、自分だけじゃないんだ、と孤独感を癒してもらえることに感謝しながら、また頑張ろうと思います。
やっぱり恋愛が一番苦手で(バツイチです)相手の思いが強くなってくるのが分かると終わらせたくなったり、好きになると辛いから好きじゃないフリをしたり、付き合っていても、心から分かり合えることはないだろうな、、と考えてしまいます。
これからの課題です。
長文失礼しました。
ありがとうございました!!
ミケおさん、こんにちは。
HSPのことを知ることができて、息子の苦しみが良くわかるようになりました。中学のときから不登校、高校中退、ひきこもり、と苦しんでいます。まさに、これなんだ、という感じです。中学の時の恋愛が思うようにいかず、というのも、最近このときのことが不登校、ひきこもりに関係していたというこもを話すようになっています。物凄い絶望感をあじわっているのですね。そしてその時からずーとそのことがむすこを苦しめているんだということがわかりました。
だからといって、その苦しみを無くしてあげることはできないのですが、共感してあげなければ息子は救われないんだと思うようになれました。
HSPのことをもっと理解したいです。
keyさん
HSPと接する上で「HSPは今までの人生で相当な生きずさや孤独感、苦しみを抱えきれないほど感じてきた」という前提を持ってもらうと、
HSP本人は心を開きやすいと思います。もちろんHSPには個人差だらけで、全て一概には言えないというのは前置きしておきます。
おっしゃっていただいた「分かってあげられない」というのは実はすごく大切な部分で「分からないけど、感覚は違うけど」
というのは決してさみしいことではなくて、HSPにとっては、違いを受け止めてもらえたことで、安心すると思います。
本来なら、HSPという言葉が無くても、お互いの違いや感覚を尊重し合えるのが社会の正しい在り方のはずですが、
少数派かつ繊細な人は、自分より鈍感な方が大多数の世界でこれからも生きていくことになります。
息子さんにとって、家が自分の安心できる居場所になっていることがまず重要だと思います。
僕の知っている方で立派に働かれている人の中にも、元ひきこもりの人がたくさんいます。
個人的な印象ですが、みなさんとても優しい人が多いです。そして、引きこもった経験を
自分の人生の学びや気づきにかえて、人の役に立つ人が本当に多いです。
因みに僕は就活の時まで我慢して、そこから断続的に引きこもりになりましたが
大人になるまで我慢し続けた後の引きこもりは、色々と大変でした。
息子さんとは、長期目線でじっくり、ゆっくり、焦らせたり急かしたりするよりも、
大前提を踏まえた上で、前向きになってくれるまで、愛情を注いであげてほしいなと個人的には思っています。
本心からの優しい気持ちは繊細なHSPには絶対に届くはずなので、
息子さんにとって、家族からの理解があること、味方になってくれる人がいるという感じられるかどうかで
きっといい方向に向かっていくと思います。
いそがず、あせらず、それが一番の近道だと感じました。
参考になれば。
すみません、追加コメントさせて下さい(><)
私事ですが、幼い頃から趣味で音楽をやっています。
やはり他の人と比べて、音楽の感じ方が全く違っていました。
結果、演奏能力の向上に大いに役立ちました。
「音楽を感じる力が人一倍強いね」
「耳が良くて、音色の違いをしっかり聞き分けてるね」
など言われていましたが、今考えると科学的な根拠に基づいた能力だったのですね。
芸術方面において訓練しなくても手に入る最強の武器となる能力で、嬉しいです。
自分と同じように音楽を感じられる方もHSPな方々で、年齢性別関係なくとっても仲良しなのですが、どうしてこんなに仲良く出来ているのかもようやく納得できました。
みんな、誰かと接する時「同族の臭いがするかどうか」をよく見ています。
そして接した時の感想はだいたいみんな同じになります(笑)
感じる力って、本当にすごいと思いました。
初めまして。
今日、今このHSPという言葉を知りました。
なぜ自分の言っている事が周りに全く通じないのか、自分が当たり前のように感じている事を誰も感じないのか、ずっと不思議に思っていました。
「どうしてそんな事に気づけるの?」
「なんで分かるの?」
などと言われる度に、何か疲れて神経過敏になったのではないか、周りに警戒しすぎているのではないか、と不安になっていました。
「妖精さんが見えるアブない人間」なのではないかと、自分を疑った事も多々あります。(笑)
こちらのサイトで、一文一文読んでいく度に、物心付いた時からずっと胸に詰まっていたものが滝のように流れた感じがしました。
今まで悩んでいた事は、全部悩む必要すらないものだったのだと、心底救われた気持ちでいっぱいです。
と同時に「この、あらゆるものを感じる力は、生まれ持った才能なんだ。その他大勢にはない、特殊な能力なんだ」と、急に自分が誇らしく思えるようになりました。
心療内科であれこれ相談したりもしていましたが、HSPに関係するところを消してみると、意外と今の身体的な悩みの原因がはっきりしてきたのですぐに改善出来そうです。
こちらに辿り着けて本当に良かったです。
とても分かりやすい文章で、内容もすんなり入ってきました。
自分と同じ感覚を持っている人もたくさんいて、いろいろな意味で心強くなりました。
この記事を書いてくださって、本当にありがとうございました!
ねこたまごさん
コメントありがとうございます。
HSPを知ってもらうきっかけになって良かったです。僕もHSPを知って心が救われたので、
もっと早く知りたかった、もっと早く出会いたかった、もっと早く自分を大切にしてあげたかった、
という想いを強く感じて、記事にして発信する現在に至りました。
正直、HSPではない人にいくら説明しても分かってもらえないことは多いです。
でも、同じHSP同士なら本当に人ぞれぞれ個性は色々であれ、
今まで感じられなかった共感や安心を感じられて、自分1人じゃなかった、
自分を好きになりたい、大切にしてあげたいと、だんだん思えるようになってきました。
ねこたまごさんにとって、HSPを知ったことが、人生の素敵なきっかけになれば嬉しいです。
いや、きっとなると思いますよ。
こちらこそ、温かいメッセージありがとうございました。
(追記)別記事のコメントについても、音楽に惹かれるHSPは多いと思います。芸術分野とかも。
僕の場合は、絵と音楽が人生の一番辛い時期に唯一小さな光を感じたものだったので、
絵は自分のライフワークにしたいし、音楽は心の充電や癒し、本当に辛い時の支えてくれる相棒みたいに感じています。
共感できることは本当に多いので、もしよければどこかで交流会なんかにも参加してみて、
リアルでその感覚を実感してもらえたらと思います。ではでは。
はじめまして、マスミンと申します。
ようやく最近、自分が繊細だということを認めることができたところです。
人から「繊細だということは、強みでもあるから、それを認めて公言してみては?」
と言われ、自分の中で、繊細だということにダメだしをしていることに気が付きました。
実際にチェックをしてみましたが、
23個中20個当てはまりました。
ちなみに、結婚して18年になる主人は5個でした。
私の繊細さを受け入れてくれているから、長く一緒にいるのだなと、有り難く思いました。
管理人さんと同じく、幼少期から母親には理解されず、「お姉ちゃんは根性がないから、何をやっても続かない」とか、学校でいじめらたと話しても「嫌なことを言われることくらい誰でもある。あんたは被害妄想だ」と言われ、受け入れてはもらえませんでした。
22年前から自己啓発、心理学、脳科学、医学系、量子力学、スピリチュアルなどの本を読み漁り、少しづつですが生きるのが楽になり、今では理解してくれる友達との付き合いもあり、楽しい毎日になりました。
さらに、管理人さんの記事が気持ちを楽にしてくれました。
ありがとうございます。
何か自分も発信していこうかなと思いました。
マスミンさん
メッセージありがとうございます。
是非、発信していただきたいです。
繊細さは、強みだし、メリットだし、才能であり、
人生をかけて大切にしたいかけがえのない個性だと僕は認識しています。
繊細という言葉の定義をひっくりかえしたくて、
繊細革命というブログで情報発信しています。
ネットの時代に生まれた恩恵は、世界中の同じ繊細な人同士で繋がれることだと思っています。
繊細な人が情報を発信するのは、傷みも伴うことがありますが、つづければ確実に
傷み以上に、得るものがたくさんあると感じています。
ぜひ、取り組みやすいものから、せっかくお持ちになっている経験や知識を
同じHSPの人に役立ててもらえたら嬉しいです。
このサイトにたどり着いたのは「超繊細な人」という言葉でした。
HSPって言葉を今日初めて知りました。
私はHSPから精神病になったタイプです。
自分で自分の事が分からなくてなんで私は他の人たちを違うんだろうと思って生きてきました。
管理人さんとお話ししてみて共感できるかもしれないと思ったりしてます。
ココさん
HSPは病気ではないのですが、心の病気に追い込まれるリスクは大きい気質と言えるかもしれません。
HSPは根本的な変えられない気質ですので、克服や改善という方向の努力は虚しい結果に終わるだろうと思われます。
実はHSPに関する本やネットでも情報がたくさん手にはいるし、そこで効率良く先人たちの知恵を得ることができます。
あと、リアルで同じHSPの人達と交流するのもすごく心が安心しますよ。僕たちと同じように感じる人がこの世界に実はたくさんいるようです。
ココさんにとって、このブログが良いきっかけになってもらえたら嬉しいです。
関西でHSPの交流会を時々やっているので、興味があればぜひ。
こんにちは。2歳の子をもつ主婦です。とても分かりやすく丁寧なブログで、しかもすごく共感、参考になることばかり。嬉しくなったのでコメントさせて下さい。
HSPを知ったのは、まだ子供が赤ちゃんのときに読んだ子育て雑誌の特集です。HSC(ハイリーセンシティブチャイルド)として説明されていました。私の子に当てはまっていたので、障害ではなく気質なのか、と安心したのを覚えています。同時にその大人バージョンHSPがあることも記載されており、もしかして私が今まで感じていた辛さや違和感はこれなのでは、と気付きました。
自分自身、小学生の頃から生きづらさを感じてなんとかここまで生きてきましたが、この気質を持っていると本当にたくさん辛いことがありますよね。
我慢して我慢して頑張って周りに気を遣い、自分を変えようと努力してきたのに、みんな私から離れていきました。なので友達はいません。実の家族にも疎まれています。
夫と子供がまだ側にいてくれていますが、いつ嫌われるかと不安です。
これから仕事復帰や、親同士の付き合いをどうしてもしなければならなくなってくるので、おすすめの本を読んで気持ちを強く持っていきたいなと思います。
実は、喉のイガイガを検索したらこちらにたどり着きました。そしたらHSPの文字を見つけたので、なんとなく読んでみたら…。素敵なブログを書かれている方に出会えて感謝です。
仲間がいるって思えると、まだもう少し頑張ろうって思えます。本当にありがとうございます。
りんごさん
返信が遅くなり、すみませんでした。
僕も本当の自分を必死で隠しながら、生きてきたような気がします。
なんとなくしなくていい努力をさせられてきたような感覚があって、
僕も親や家族に対して複雑な想いを抱えています。
喉のイガイガとは、まさに僕と全く同じで、そこからHSPに辿り着いてもらえる人がいることに驚きました。
僕は、イガイガはHSPの気質が自分に危険を教えてくれる信号なのかも、と思うこともあります。
あの発作が起きる時は、自分にもっと優しくしよう、労わろう、メンテナンスしてあげよう、というサインだと思っています。
仕事復帰、人間関係など、悩みは尽きませんね。僕も同じです。でも、HSPは5人に1人いるので、一人じゃないです。
僕はHSP当事者の交流会で、自分と同じ人、似たオーラを持った人、一緒にいて、話していて落ち着く人がたくさんいるんだなと学びました。
もし、気が向いて、お時間が取れる機会があるなら、交流会もおすすめです。
僕は楽しくて自分が企画するほどになっていますが、この機会にせっかくなのでりんごさんにもHSPの交流会をおすすめして終わります。
非常に温かいコメント、お褒めの言葉、嬉しかったです。
これからも、ブログを継続していきますので、また遊びに来てくださいね。
良かったら、コメントもぜひぜひ。
ありがとうございました。
なめられるのが嫌で、なめられない方法なんて検索して、堂々と自分の意見を言うのが大事、みたいなごもっともなアドバイスのサイトを見て、それが出来ればなめられないなんて聞かなくてもわかるよ…。とうんざりしてたところに管理人さんのブログを拝見しました。
最近、仕事でもプライベートでも嫌な事がつづいたので、今はまだ、私はどうせ図々しい人の良いようにされてずっと言えずに我慢して生きていくんだ、とマイナスな気持ちを脱せられませんが、素のまま生きていく事が幸せな事だとわかっているつもりでいます。
何も頑張りませんが、早くこの気分が去ってくれるのを待っています、
コメントありがとうございます。
僕も舐められる人が悪いみたいな論調にうんざりしていまして、
自分の意見をどうしても発信したかったんです。
そう言ってもらえて、嬉しいですし、記事を書いて良かったなと思います。
舐めるという行為がおかしい訳なので、誰がなんと言おうと、そこは主張していきたいなぁと思います。
相手を変えることは難しいし、そもそも人の気持ちが分からない人を変えるなんてほぼ不可能に近いと思っます。
舐められることがどうでも良くなるくらい、自分を肯定できる場所、人、関係を大切にしていきたいなぁと僕は思ってます。
温かいコメントありがとうございました^_^
私は12、3当てはまるH SPでした!!
私の場合、友達との交流でだいぶ克服してますが。この症状を知って楽になりました!!
特に電気が眩しいなど日常茶飯事ですね!!
出会えて嬉しいです。ありがとうございます。
メッセージありがとうございます。
生活がラクになったのであれば、何よりです。
人と違うことを否定されない世の中に少しずつ変わっていくために
一人一人が自分を肯定することがスタートになると思います。
少数派であっても、自分を肯定して生きる権利があると信じています。
はじめまして。
私はHSPや繊細さんという言葉は知っていましたが、自分を病人のように扱うことも、人から病人のように扱われることも嫌で、チェック項目を見たことはあっても数えたりすることはなかった気がします。
数えてみれば思ったとおり、ほとんど当てはまりました(笑)
20個くらいかな?当てはまらないもののほうが少なかったです。
どうりで極度の怖がりで、新しいことに挑戦するのもパワーがいるし、失敗を引きずるし。
でも真っ直ぐなものだから、要領よく人間関係を築くのが下手で仕事は長続きしないわ。
でも「コツコツ何かを続けることに向いてる」という傾向だけは当てはまらないようです。
続けられたことがない人なので(笑)
と、まあ、なんでもHSPのせいにはできないかもしれませんが、認めてみると少し楽になりました。
雇われることなんかは向いてなさすぎるので、やっぱりフリーランスで食べていくことを本気で取り組んでみようと思います。
私も同じ関西人です!
情報配信してくださり、ありがとうございます。
ねむねむさん
温かいメッセージありがとうございます。
良いタイミングで、僕の記事を読んでもらって、
何か良い気づきやきっかけになったのであれば嬉しく思います。
続けるという部分は、、、僕も続かない人間なのですが、
ブログくらいです。ブログもこうやってコメントをもらえなかったら続いていなかったと思います。
なので、続ける理由をもらえている点も感謝です。
関西なのですね。
僕は、時々、HSPの集まり的なものに参加しようと思っているので、
またツイッターなどもフォローしていただけると嬉しいです。
やってみたいという気持ちはとても大切だと思うので、フリーランス、応援しています。
ありがとうございました。
初めまして。まずは、このブログを作ってくださった管理人さんにお礼を。
私はチェックが23個当てはまる致命的な34歳のHSPです。その内でも特に感受性と共感性が強すぎる為に小学校の頃から色々嫌な目に合ってきました。発達障害の診断を繰り返し受けたり、困っているようなので助けると気味悪がられたり、うつ病になったり、うまくやっていけなくて繰り返し仕事をクビになったり。
私の頭がおかしい訳じゃなかったんですねぇ……。
だからといってどううまく生きて行けばいいのか今は思いもつきませんが、このブログに合わなければ命と金がある限り私は自分の感覚が異常である為の証明を探し求めたと思います。
まずはおススメの本を読んでみる事にします。
本当にありがとうございました。
天然水さん
メッセージありがとうございます。
僕も長年、周りとうまく関係を作れない社会不適合者だと感じ続けながら、それを隠すように生きてきました。
書いてもらった過去の出来事も、言葉では簡単に表現できてしまいますが、とてつもなく辛く苦しい日々だったと想像します。
天然水さんはこれから、自分の感覚を肯定して生きる世界に踏み込むかもしれません。
おっしゃる通り、HSPだからといって、何かが劇的に変わる訳ではないかと思いますが、大前提として自分の感覚を肯定して生きるといつ土台になると感じます。
僕も生き方を模索している最中ですので、いかにHSPが自分らしく生きるかを、一緒に追求してもらえたらなと思います。
HSPの本にも、色々なスタンスがありますが、当事者が書いた「繊細さんの本」が僕には一番しっくりきていて、おすすめです。
このようなコメントをいただけると、ブログをやってて良かったと感じられて、嬉しく思います。
温かいメッセージ、ありがとうございました。
はじめましてHSPの記事とても興味深かったです
私は昔から感情が高ぶるとすぐに熱(37~39度)が出てしまう体質で悩んでいました。しかも感情によって大体でる熱の温度が違います。緊張や焦りなどではそこまで高熱は出ないのですが嫌がらせをされたり悪感情を他人からぶつけられたりすると高熱が出てしまいます。
昔は風邪かなぁ?と思っていたのですが嫌な人や嫌がらせをされる状況や場所がなくなるとすぐに嘘のようにスッと熱がひいてしまいます。
このような症状はHSPにはあるのでしょうか?
今までこの感情で振り回される体質に困り精神科などに行ってもストレスによるものや発達障害なのでは?と言われてきました。
しかしどの方法の治療もあいませんでした。この体質は変わらずです。
感情が昂ると悲しくないのに涙が出たりもします。
普通の人と同じように暮らして日常生活を送っているのに何十倍も疲れてしまい動けなくなることもありもしかしたら自分はHSPなのかな?と思いました
また昔から他人の目の動きや視線表情でどんなことを考えているのか感情を持っているのかよくわかり自分まで疲れていました
過剰すぎる共感と敏感さはHSPという特質だったのかもしれないです。
まるさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
頻繁に37度~39度の熱が出るというのは、本当に辛いだろうと思います。
病は気からというより、精神や心理から体を壊すことが人間にはあるのでしょうね。
HSPの方で特に敏感な方だと、同じような身体への異常が現れることがありそうです。
僕の場合は、心理的な限界を感じると、咳が止まらなくなり、瞼や腕などの筋肉が部分的に痙攣します。
これについて、僕は身体が自分の限界を教えてくれているサインだと思うようになりました。
普通の人、周りの身近な人にそれを話しても
「甘えている」
「気にするからそうなる」
「逃げたら負け」
のように吐き捨てられることがほとんどだと分かっていますが、
自分の体質は自分にしか分からないですし、
彼らが僕のことを理解してくれたり、救ってくれたりすることもないと分かってきました。
目線の動きや表情で相手のことは伝わってきます。
それはHSPにとってはごくごく自然なことですし、当たり前にそう感じるHSPが多いはずです。
ただ、鈍感な人の方がずっと生きやすく、認められやすく、肯定される社会では、
そういった意見は批判の的になったり、攻撃の対象にされることもあります。
涙が出てしまうことも、心理的な影響と考えるのが一番合理的なのかなと思います。
精神科・心療内科の先生といえども、HSPの敏感さは理解できないので、
「病院に行ったのに、先生の話や態度で余計気分が憂鬱になった」
ということもあると思います。
僕も、HSPがどうしたら社会で生きやすくなるのか、答えを探している最中ですので、
良かったまた記事を読んでもらって、応援していただければ嬉しいです。
まるさん、コメントありがとうございました。
初めまして。ネットにコメント投稿するのははじめてです!自分は39歳の男です。昔から人付き合いが苦手ということもあり、職を転々としてきました。
今は結婚していて3歳の子供もいます。転職したばかりですが、今の職場も仕事が出来なくて合わず、精神的に疲れ精神科に通っています。
人にどう思われてるかが異常に気になる質で、人に相談しても気にしすぎと言われ、自分がおかしいのだろうと前向きになる努力をしてきたけど治りません!
そんな時にネットで調べる内にHSPの事を知り、自分の状況に完全に当てはまっていてビックリしました!
悩んでるのは自分一人だけじゃないんだなと思うと救われた気になり、コメントせずにはいられませんでした!
いきなりは無理だと思いますが、まずは自分を認めてやれる努力をしてみようかと思います。
長文すみません‼ブログ頑張ってください!
Kさん
初めまして。
記念すべき初めてのコメントを、当ブログにしていただきありがとうございます。
KさんもHSPということで、人と分かり合えないことや、孤独感を感じられてきたのですね。
僕もHSPを知って、良い本に巡り合って、自分らしさを肯定していこうと思うようになりました。
毎日くじけていますが、これからもブログやツイッターを通して、
自分にできることを発信していけたらと思います。
温かいメッセージが一番のやる気に繋がります。
ありがとうございました。応援よろしくお願いいたします。
何か、こんな記事があったらいいな、というご意見もお待ちしています。
はじめまして。
HSPというものを初めて知りました。
生きづらいと愚痴ばかり書いている自分のブログでこの記事を紹介したいのですが、大丈夫でしょうか。
いきなりのお願いで申し訳ないです。
よろしくお願いします。
メッセージありがとうございます。
ご丁寧に、連絡いただきありがとうございます。
繊細な当事者のために、HSPという言葉があるので、HSPの認知度向上のためにも、紹介していたたげれば嬉しいです。
注意点として、
●文脈的に自然な流れでリンクを貼って頂くこと
●引用した記事やページのURLは明記していただくこと
この2点は注意していただければと思います。
深い心理考察をされているブログと拝見しましたので、是非紹介して貰えばと思います。
※セキュリティの観点から、コメントに記載してもらったURLは非表示にしております。
母 娘(29歳)でHSP!
娘が物心ついてから…
どうして?なぜ?うまくいかない?
保育園時代から
毎日毎日理想の親子関係になりたくて
何度も何度も本望でなくても娘に
理解して欲しくてへりくだり修復してを
繰り返しても娘の心は離れていくばかり。
機嫌の悪い娘の中に自分の昔を見て
日々反省してやり直してを繰り返して
子育ては終わった。
その親子関係の劣等感後遺症で今もなおクタクタ。
娘はそんな影響か臨床心理学を学び
大学院まで行った。そして
希望通りカンセラーは嫌いと
データアナリストに就いた。
が自分用は制御不能なのか
コントロールできていない。
母の私ももちろん昔から心理学には興味があった。
最近の心理学の解明進歩はめざましく
そう言う事だったのか!と納得!
生きずらかった自分のククリが分かり
人生を顧りみて、せめて娘には同じ
人生感を味あわせたくないと思うものの
「私は世捨人」と未だに取りつく島ない娘
親への無視ぶりにもこちらがギブアップ!
今、認知症の実母を見舞う私。
嫌いな実母からは散々恨み辛みを聞かされた。
が、昔から型通りの親孝行をしてきた。
しかし
娘とは生涯 相の合わない母娘!
と肝に命じよう。
みゅうさん
僕はお嬢さんと同じくらいの世代です。
お母さんが勉強家であることがうらやましく思います。
お母さんがお嬢さんのためにしてきたと思う苦労は、きっと伝わっている気がします。
伝わりすぎているのかもしれません。
「娘とは生涯 相の合わない母娘!」ということですが、
合わないという結論に至ったのは、みゅうさんが人生としっかり向き合ってきたからであり、
合わないと分かって初めて、お互いの距離感や関係性を見つめ直すことができるかも、と僕は期待してしまいました。
合わなくても、心の奥の奥の芯の部分で、感謝している気持ちに変わりは無いはずです。
くれぐれも、無理はなさらないように。
またブログに遊びにいらしてくださいね!
また,コメントさせていただきます.とてもよくまとめられてあると思います.
マズローの欲求説とHSPの人のトップダウンがあっているというのはよく説明されていると感じました.納得です.
兵庫県私設博物学研究所さん
たくさんコメントいただきありがとうございます。褒めていただいたような記事をこれからも書き続けられるように、頑張ります^_^
初めまして、生き辛さを抱え、努力、忍耐、根性で頑張って来ましたが、人間関係も上手く築けず、仕事も拷問を受けているような中、この記事にたどり着き、チェック項目も22個当てはまり、そうだよ、そうなんだよ、そうだったのね。との思いでいっぱいです。たくさんお伝えしたい気持ちはありますが、とにかく感謝の思いです。ありがとうございます。
うさこさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
22項目ということは、僕とまったく数も同じ、かなり敏感なHSPで間違いないと思います。
努力、忍耐、根性、で疲弊してしまう感覚が僕にも良くありました。
HSPの感覚は、HSPにしか分からない部分があって、
周りよりも弱い自分だと勘違いしていきてきましたが、僕はHSPを知って、少しずつ、自分を取り戻してきました。
HSPだと分かってからも、刺激や人間関係には疲れやすく、変わっていない部分の方が多い気がしますが、
いつもは最後の最後に自分で自分を責めていたのが、
「周りには理解されない感性と世界の中で生きているんだから、自分の気持ちや考えに従って、自分らしく生きればいいんだ」
と思えるようになりました。
うさこさんも、きっと今とても辛い中で、色々と調べていく中で、
偶然にも、この記事にたどりついたのだと想像します。
うさこさんのような方に、読んでもらうために記事を書いたようなものなので、とても嬉しいです。
こちらこそ、ありがとうございました。
HSP同士、ゆるやかに繋がって、生きづらい社会を、自分らしく生きていきましょう。
よかったら、ツイッターをやっているので、いつでもフォローお待ちしております。
管理人(@mikeoblog)