HSPの特徴・メリット

【HSPとは?】特徴・診断テスト・対処法を繊細なブロガーが解説

HSPの特徴・診断・対処法
  • 「小さなことで傷つく」
  • 「人の機嫌に左右される」
  • 「光や物音などに敏感」
  • 「人ごみや大人数が苦手」

このような悩みを抱える人は、生まれつき刺激に対して敏感で繊細な気質を持つHSP(Highly sensitive person)かも知れません。

どうも!繊細な人を応援するメディア『繊細革命』のミケ男(@mikeoblog)です。

理由が分からないけど毎日生きづらい…

そんな時に、次のようなことが分かったら、見える世界が変わると思いませんか?

短所だと思っていた敏感さ・繊細さが、5人に1人の割合で存在する、一生変わらない気質だとしたら?

大切な家族や友人、恋人にさえ理解されない「繊細さ」に科学的な理由があるとしたら?

傷つきやすい自分を変えなくても、繊細さを強みにして生きていけるとしたら?

この記事では、HSP診断テスト、HSPの特徴、生きずらい理由、対処法など、HSPの基本を網羅的にまとめています。

「HSPとは何か?」

その答えが知りたい人は、さっそく続きをどうぞ。

目次

HSP(Highly sensitive person)とは何か?

HSPの特徴・診断・対処法

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、

生まれつき、他の人に比べて刺激に対して敏感な気質を持つ人を表す概念です。

「気質」とは成長の過程で変化することのない、その人の性質とも言い換えられます。

アメリカのエレイン・アーロン博士の研究者によって、5人に1人が、生まれつき刺激に対して敏感な気質を持つことが明らかになりました。

さらに、人間だけでなく、他の100種類以上の生物にも同じように刺激に敏感に反応する個体が、15~20パーセント存在することも分かっています。

HSPは生まれつき刺激に敏感な気質を持ち、非HSP(HSPではない人)には気づかないような、

些細なことに半自動的に反応し、過度に刺激を感じ取る性質を持っているのです。

HSPの診断テストは簡単!チェックを受けてみよう

HSPを診断テストでチェック

HSPかどうかを診断する簡単な方法があります。

下記に、HSP提唱者アーロン博士の本「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ」より、HSPの診断テストを用意しました。

次の23個の質問に、自分が感じるままに、少しでも当てはまると思った項目を数えてみてください。

HSP診断テストのチェック23項目】

下記の項目で、当てはまると思うものを数えてください

  1. 自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ
  2. 他人の気分に左右される
  3. 痛みにとても敏感である
  4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋など、プライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
  5. カフェインに敏感に反応する
  6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンなどの音に圧倒されやすい
  7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
  8. 騒音に悩まされやすい
  9. 美術や音楽に深く心動かされる
  10. とても良心的である
  11. すぐにびっくりする(仰天する)
  12. 短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
  13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
  14. 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
  15. ミスをしたり、物を忘れないようにいつも気をつける
  16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
  17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
  18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
  19. 生活に変化があると混乱する
  20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
  21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
  22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できない
  23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

出典:エレイン・N・アーロン(2008)『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ

 

12個以上当てはまった場合は、HSPである可能性が高いと言われています。

 

数が少なくても、度合が極端に強い場合はHSPの可能性があります。

診断は本人の主観にゆだねられているので、HSPかどうか判断できないグレーな人もいるでしょう。

HSPであれば、HSPの知識やノウハウを深めるほど、しっくりくるはずなので、記事を読み進めてながらその感覚を確かめてみてください。

ミケ男
ミケ男
ちなみに、僕は22個が当てはまる完全なるHSPでした。”良心的”ではないので…笑

HSPに共通する特徴とは?

HSPが生きづらい特徴5つ

アーロン博士の研究により、HSPには共通して見られる特徴があると分かりました。

今回は、より理解しやすいように僕なりのアレンジを加えて、5つに分けて紹介します。

HSPの特徴①深く洞察して処理する

HSPは細かい部分に注目し、それについて長時間考えや洞察を巡らせるのが得意だと言われます。

物事に取り組む際は、丁寧に時間をかけ、慎重に進めていく人が多く、スピードよりもクオリティにこだわる傾向です。

HSPは物事を一人でコツコツ取り組み、質の高い仕事を成し遂げる創造性は、まさにHSPの特徴だと思います。

HSPの特徴②過剰に刺激を受ける

ただ普通に生活しているだけでも、HSPは非HSPよりもはるかに多くの神経が活動しています。そのためエネルギーの消耗が激しく、普通の人よりもすぐに疲れやすくなります。

同じストレスにさらされた時、神経の昂りに関連する脳内物質が過剰に分泌され、警戒している時に分泌されるホルモンの量も多く出ているそうです。

身体も疲れやすいですが、どちらかと言えば神経をつかさどる脳や頭が疲れやすく、「気疲れ」を感じやすくなります。

HSPの特徴③感情による強い反応

HSPは感情反応が強いという特徴があります。感情反応とは、物事に対して「~と感じる」という反応が、普通の人に比べて強いと言うこと。

飲食店に入った瞬間に「居心地が悪いな」とか、初対面の人の雰囲気から「なんか危ない感じがするなぁ」とか。

「直観力」に優れているとも言えます。

HSPの特徴④些細な刺激でも敏感に反応する

HSPは普通の人なら気づかずスルーするような、細かいこと、些細なことにもたくさん気がつきます。というより、半自動的に気づいてしまい、あれこれ思考を巡らせてしまうのです。

街で買物をする時でも、「すれ違う人の目線」「お店のニオイ」「接客の店員さんの目線」「電気屋の明るい照明」などの刺激が積み重なって、ヘトヘトになります。

ささいな刺激でも、大きく、強く感じ取ってしまうのがHSPなのです。

HSPの特徴⑤共感力が高い

HSPは他人の気持ちに深く共感し、自分が体験しているように感じることが得意です。

聞き上手、と言われる人が多いのではないでしょうか?

しかし、共感力が高過ぎると、職場で誰かが怒られている場面に遭遇して、まるで自分も一緒に怒られているような気分になり疲れてしまうこともあります。

▼下記の記事で、HSPに共通する特徴について、さらに詳しく説明しているので、参考までに。

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このように、HSPには共通してみられるいくつかの特徴がありますが、ではなぜHSPはこんなにも生きづらいのか?

次は、その理由を考えてみましょう。

HSPが生きづらい理由とは?

HSPが生き辛い原因と理由

なぜHSPはこんなに生きづらいのでしょうか?

HSPの感性は5人に1人という圧倒的少数派のため、普通に生きるだけでも物事の感じ方、考え方、捉え方の違いに直面します。

HSPは五感が敏感

神経システムの過敏さにより、HSPは五感がとても敏感です。

人ごみ、満員電車、大勢の飲み会、隣人の騒音、あらゆる臭い、カフェイン、衣服や布団の肌触りに対して反応してしまい、なかなかリラックスできません。

半自動的に、些細な刺激に過剰に反応してしまうため、普通に生活しているだけでも生きづらい感覚を備えていると言えます。

「気にしなければいいじゃん」

「考え過ぎだよ」

と言われるたびに、モヤっとするんです。

たぶん、そんなことを人生で何百回も言われている人もいるでしょう。

HSPは仕事でストレスを溜めやすい

HSPにとって最大の悩みの一つが「仕事」でしょう。

HSPは職場環境によっては「仕事が遅い」「仕事ができない」とレッテルを貼られ、苦しむことがよくあります。

結果として、それが「仕事が続かない」ことにも繋がっていきます。

HSPは、マルチタスクを要求されることや臨機応変な対応を求めれること、忙しすぎる状況やプレッシャーが与えられることは、あまり得意ではありません。

なんとか職場に適応できたとしても、人事異動や転勤などで環境に変化が起きると、普通の人よりも過剰に影響を受けてしまい、半自動的に大きなストレスを感じてしまいます。

結果、ストレスを限界を越えてまで我慢して身体を壊すこともあります。

強みである「感性の豊かさ」「真面目で謙虚な姿勢」「細部に気がつき、質の高い仕事をする慎重さ」を活かせる仕事選び、職場選びは、HSPの最重要課題だと言えます。

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HSPの多くが人間関係で生きづらい

HSPと人間関係

HSPは人からの刺激にも強く影響を受けます。

そして、その感覚は鈍感な大多数の周りの人からは、全く理解されません。

繊細な感性をもっていると、「変わり者」「気にしすぎ」「ネガティブ」「言っていることが分からない」と軽く扱われて、疎外感を感じることが多々あるでしょう。

ヴァンパイアとHSP

残念ですが、HSPのように良心的で繊細な感性を持った人を標的にして、イジメや嫌がらせ、パワハラをするタイプの要注意人物がいます。

HSP関連の本(正確にはエンパスの本)では、この人達をHSPのエネルギーを吸い取ってしまう「ヴァンパイア」と名づけ、

できるだけ距離を置いて、トラブルに巻き込まれないようにと注意を促しています。

HSPが人間関係でもっとも苦しむのはこの「ヴァンパイア」の存在でしょう。

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少数派の生きづらさは、鈍感な社会から無視される

繊細な気質を持った上に、少数派という立場のため、昔からHSPは発信する力が弱く、孤独を抱えながら生きてきた人が多いと想像します。

HSPの声はというのは社会になかなか届きません。社会と言う以前に、身近な親や兄弟、恋人や親友にさえ理解してもらえないことも多いはずです。

さらに、自分でも自分自身のことが良く分からない、という苦しみを味わってきた人が、たくさんいるような気がします。

5人に1人という割合は、言い変えると世の中の8割に理解されない感性を持つということで、それは生きずらくても当然だと僕は思ってしまいます。

HSPの認知度が低く、繊細さを「甘え」と勘違いする人が多すぎる

1996年にアメリカでHSP提唱者アーロン博士の著書『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』がベストセラーになりましたが、まだまだHSPの認知度は低いままです。

HSPの感受性の強さや繊細さを、表面的な部分だけを見て「やる気がない」「甘えている」とレッテルを貼ることで、誤解されることも多々あります。

HSPは病気ではないため、精神科の医師や心理カウンセラーでも知らない人も多いそうです。

「しんどいのはみんな同じだ」「細かいことを気にするな」「甘えるな」と言った言葉で傷ついてきたHSPはかなり多いんじゃないかなと想像します。

HSPの生きづらさは理解されないことが多い

HSP当事者が、自身の生きづらさを発信するのは、とてつもなく高いハードルを超える必要があります。

5人中4人が理解できない感覚を、5人の中で1番繊細なHSPが発信するのはとっても難しいことです。

HSPの人なら、この感覚は理解できると思います。

HSPの感じ方は、HSPにしか分からない部分があるのえ、説明したところで大抵理解してもらえません。

僕も親に言いましたが、まったく話が通じませんでした。

このままの状態では、今後、HSPとして生まれた人が同じように生きづらさを感じつづける歴史が続いていくと思うととても悲しくなります。

科学的な根拠があるのだから、すこしだけでも想像力を働かせてもらって、配慮しようという姿勢だけは持ってほしいと家族に願うばかりです。

親にすら分かってもらえない気質、まるで心の拠り所が無いような、

自分が何者かも分からなくなるような、漠然とした不安を感じることが僕にはよくあります。

自分がHSPだと気づくまでが途方もなく長い

本人がHSPだと気づくまでには、長く辛く苦しい道のりが必要です。

生きづらさに悩み、本やネットで調べて、ようやくHSPという答えにたどり着くのです。

僕も、自己啓発書を読み漁ったり、心療内科を受診してもお医者さんの説明に納得できなかったり、誰も信じられなくて引きこもりになった時期もありました。

その後、働きながらも生きづらさと向き合い続けて、HSPという答えにたどり着くまでに10年かかりました。

僕と同じように、長い時間がかかった人も多いのではないでしょうか?

HSPは欲求段階の「尊厳・社会的欲求」を充たせない

HSPの生きづらさの理由とマズローの欲求段階説

マズローの欲求段階説によると、人間には基本的欲求が5つあると言われています。

三角形の下から上に向かって、順番に欲求を満たそうと成長していきます。

HSPは「社会的欲求」や「尊厳欲求」を満たすことが大変

HSPにとって「社会的欲求」「尊厳欲求」の2つを充たすことは、簡単ではありません。

「社会的欲求」は、集団に属したい、仲間がほしいという欲求ですが、

HSPの特徴・特性によって集団行動で疲れやすかったり、仕事の進め方や方針にうまく適応できなかったり、人によっては過去のトラウマから他人に心を開けなかったりします。

「尊厳欲求」は他者から認められたい・尊敬されたいという欲求ですが、5人に1人の感性を持ったHSPは、場所によっては「変わり者」として見下されることもあります。

自分が認めてもらえないことを、HSPだからこそ敏感に感じ取ってしまいます。

このように、人間の基本的な欲求が充たせないHSPはどう考えても生きづらい訳なんです。

HSPは「自己実現」から達成しても良い

HSPは2つの段階を飛び越えて、先に「自己実現」を果たすことでしか、理解されることも、認められることも難しいのかもしれません。

逆に、何か1つでも「自己実現」ができているHSPは、生きづらさを抱えつつも、自分だけのやりがいを持って、楽しく生きている人が多いような気がします。

HSPと恋愛、そして依存

HSPと恋愛・依存・DV

HSPは、他人と深く関わる恋愛においても、さまざまな問題に直面します。

恋愛で悩んだことがないHSPなど存在しないのではないでしょうか?

性別の違いだけでも乗り越えることは大変なのに、「繊細」「敏感」という感性の違いまで問題が発生するので、恋愛で苦労することは多いかもしれません。

相手に共感することができ、優しさと愛情にあふれているHSPなので、

考え方によってはモテ要素は十分なのかもしれませんが、恋愛に対して依存的になってしまう場合もあります。

DVに遭っても別れられなかったり、失恋で普通の人には考えられないほど、絶望する人もいます。

HSPと類似概念(内向型・エンパス・HSS)との違い

HSPと他の概念との違い

HSPとよく似た概念として「内向型」「エンパス」「HSS」などがあります。

これらは同じような特徴で語られるため、その違いが曖昧になっているのが現状です。

結論としては、自分がしっくりくるものを選べば良いと僕は思っています。

ブログでは、HSPと類似概念の違いを整理する記事も紹介しているので、良かったら参考にしてみてください。

HSPと他の概念との違い
【図解】HSPと内向型・エンパス・HSSの違いを分かりやすく解説5人に1人の割合で存在し、生まれつき敏感な気質を持つHSP(Highly Sensitive Person)。 HSPについて理解...

HSPと病気、メンタルの不調との関連性

HSPと病気・発達障害・うつ病・回避性パーソナリティ障害

HSPは病気ではありませんが、個人的には、病気ではないことすら、生きづらい原因だと感じています。

HSPと他の病気との関連性を指摘している医師もいます。

その一人である精神科医の長沼 睦雄氏の書籍『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』 を参考に、病気との関連性について紹介します。

HSPとうつ状態・不安症状

慢性的な神経の高ぶりや子ども時代のトラウマがあると、HSPは不安になりやすく、気分がふさぎやすくなります。

出典『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』 長沼 睦雄

疲労感やストレスを感じやすいHSPは不安・恐怖の神経回路が暴走しやすく、心の病気に繋がるリスクが高いと言えます。

さらに進むと、ものごとを回避したり、感情や感覚が麻痺したり、フラッシュバックが起きたり、決められなくなったり、マイナス思考になったりします。

出典『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』 長沼 睦雄

HSPと愛着障害やトラウマ

人間は、子どもの時に安心・安全を十分に感じられないと、大人になっても他人に見捨てられる不安や、

親密になり過ぎることを回避する愛着障害やアダルトチルドレンに繋がっていくことがあるそうです。

僕もアダルトチルドレン的な傾向があります。

親から、僕の本来の性格や資質、気質をマイナスに評価されてきました。親から認めてもらうための人生でたくさんのことを我慢してきました。

親に認めてもらいたくて、自分を犠牲にして、勉強を頑張ったり、節約に協力したり、夢を諦めたり、理解されない努力を続けていました。

苦しみ続けたのに、親にはどういう訳か「お金と世話のかかる子」としか思われていない。自分のありのままを受け入れてくれる安全な場所が僕にはありませんでした。

HSPと回避性パーソナリティー障害

回避性パーソナリティ障害とは、自分に自信がなく、人から批判されたり、恥をかくのが怖くて社会や人を避けてしまう特徴のことです。

パーソナリティ障害は、社会生活において、そのことが個人的あるいは社会的にかなりの崩壊や著しい苦痛や機能の障害をもたらしているもので、症状が著しい苦痛や機能障害をもたらしていないものは、正常なパーソナリティである。

引用:Wikipedia「境界性パーソナリティ」

回避性パーソナリティ障害で著書が多い精神科医の岡田尊司さんが、『過敏で傷つきやすい人たち (幻冬舎新書)』という書籍の中で、HSPと愛着障害について詳しく論じています。

HSPの僕は、最初に回避性パーソナリティを知りましたが、専門用語が多くて少しハードルが高かったです。

ただ、回避性パーソナリティもそれほど一般的ではないため、専門的に診断できる人も限られているのが現状のようです。

HSPと引きこもり

HSPは幼い頃から、他人と分かり合えない感覚を持っているため、慢性的な孤独感、疎外感を感じ続ける人が多いと想像します。

そのため、引きこもりになって、さらに苦しんでしまう人もいるかもしれません。

僕の場合は、就活と人間関係のストレスが蓄積した時に、初めて引きこもりになりました。

大人になるにつれて、人と深く長く関わることを強制されることが増え、蓄積されたものが一気に押し寄せてきたような気がします。

仕事をしては、体調を崩して辞めて、引きこもりになる、というパターンを10年くらい繰り返してきました。

引きこもりはつらい・苦しい3
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HSPと有名人

有名人や著名人の中も、HSPはいるとは思うのですが、日本でも海外でもHSPを公表している人は少ないみたいです。

と言うよりも、HSPという概念自体を知らない場合がほとんどだと思われます。

さらに言うと、病気ではないことで、逆に扱いが難しく、知っていたとしても、有名人が公言していいものなのか、判断できない部分もあるでしょう。

様々な本の中で、HSPの有名人は下記のような人が挙げられています。

カール・ユング 心理学者

ジョージ・ワシントン アメリカ合衆国大統領

ロバート・F・ケネディ アメリカ合衆国大統領

ライナー・マリア・リルケ 詩人

マイケル・ジャクソン 歌手

…etc

日本人にも、HSPの有名人がいるかもしれないということで、僕の本当に勝手な予想で名前を挙げさせてもらうと、

藤原基央(バンプオブチキン)

香取慎吾(元SMAP)

有安杏果(元ももいろクローバーZ)

若林正恭(オードリー)

といった方たちが、繊細さを強みにして、活躍されているのかな、という印象を持っています。(あくまで、独断による予想です)

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克服不要!HSPが幸せに生きるための対策とは

HSPの感覚は生まれつきのものなので、変えようと思って変えられるものではありません。

HSPの気質を克服しようとするあらゆる努力は、結局のところは自分を苦しめることに繋がります。

長い間、本来の自分を変えようとひたむきな努力を続けてきた皆さんなら、きっと分かると思います。

変えられないものを変える努力が、成功するはずがないからです。

自分の人生をかけて、繊細さを変えようとして苦しみ続ける人が日本にはきっとたくさんいます。

HSPは克服するものではありません。

HSPを学び、理解し、対策を知り、生活に役立てることが大切なんです。

HSP関連の書籍がたくさん出版されていますが

多くの本で同じように言われている「HSPが幸せに生きるためのポイント」があります。

3つ紹介します。

HSPが幸せに生きるポイント①自分を理解する

「相手も自分と同じように感じているはず」と思って非・繊細さん(非HSP)に接すると、思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまうことがあるのです。

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

HSPなら当たり前に持っている感覚が、世の中の多数派を占めている非HSPには無いという事実を受け入れることが大切です。

非HSPに「相手の機嫌に左右される」「些細な物音が気になる」「普通に生活しているだけで神経が疲れやすい」といった感覚は、説明しても共感されにくいのです。

心の深さには個人差がある

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

長い時間を一緒に過ごす親や兄弟でさえ、HSPの感性は分からないのです。だからこそ、非HSPと自分とは感覚が違うから、感じ方も考え方も違って当然だ、と知ることがまず最初の第一歩です。

自己診断ツールで強みを客観視することもできる

グッドポイント診断

客観的に自分を知る方法の一つが自己分析ツール。

自己理解を深めることで、自分とじっくり向き合う時間を持つことも必要かもしれません。

無料で精度が高く人気があるのは、転職サイトリクナビNEXTの「自己分析」です。

HSPの人の強みの再確認におすすめです。

リクナビNEXT

HSPが幸せに生きるポイント②対処法を学ぶ

HSPの「感受性の高さ」「繊細さ」は生まれもった、変えられない気質であり個性です。

自分の気質を変える努力ではなく、次に紹介するような、刺激に対する対処法やテクニックを学ぶことが大切です。

  • 五感の刺激を抑える工夫をする(耳栓・マスク・ノンカフェイン飲料・ヒーリングミュージック等)
  • 一人で静かになれる場所や、落ち着く居場所を見つける
  • 同じ感性を持つHSPの人と、SNSなどで緩やかに繋がる
  • HSPに関する本を読んで、他のHSPが実践している処世術を学ぶ
モルデックスのスパークプラグ
【推薦】HSPの五感の感受性を抑えて楽にするグッズHSPで感受性が高い人が現代社会で生きて行くためには、それなりの工夫が必要です。 アメリカの心理学者の調査によると、世の中の5人に...

HSPが幸せに生きるポイント③自分らしく生きる

HSPは自分が感じることを軸に、自分らしい環境を選ぶことが大切です。

育った環境によっては、HSPの個性を「短所」「欠点」だと決めつけ、改善すべきもの、治すべきものと言われることがありますが、それは間違っています。

HSPは、自分を変える必要などありません。

なぜなら、HSPの繊細さや敏感さ、感性の豊かさは「個性」であり、仕事でも人間関係でも、生活の全てに活かすべき、かけがえのない自分そのものだからです。

繊細さんは、自分のままで生きることで、どんどん元気になっていく。

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

すぐに自分らしく生きることは難しいと思いますが、少しずつ少しずつ、自分の人生を生きることを意識していきましょう。

HSPは自分の持つ繊細さを受け入れ、それをどう活かして生きるのかが、とっても大事です。

HSPは克服するのではなく、自分の個性として認め、人生のあらゆる場面で活かして生きることが大切です。

繊細さんが、自分のままで元気に生きる鍵。それは、自分の本音「こうしたい」という思いを、何よりも大切にすることです。

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

HSP当事者が未来のHSPのためにやりたいこと

今、この時代に生まれたHSPには、大切な役割が与えられていると僕は考えています。

個人がメディアを持ち、情報発信ができる時代だからこそ、HSPの声が同じHSPに届くようになってきました。

そこで、HSP当事者は自分の生きづらさについて、どんな形でも良いので、発信していくことが、HSPの未来を変える大きな力になります。

具体的には、こんなことです。

  • インターネットやSNSで、HSPについて発信することで、同じ生きづらさ感じて苦しむ人の助けになる。
  • インターネットやSNSを通してHSP同士で緩やかに繋がり、孤独感や苦しみを一緒に乗り越えていく。
  • HSPが現実で直面する問題への対処法を共有することで、未来のHSPが同じように苦しまない手助けになる。

HSPに本来備わっている豊かな感性、創造性、他者への共感、これらは社会とって絶対に必要です。

HSPは人生をかけて、それぞれが自分らしく生きられる場所を見つけ、いきいきと自分らしく楽しく生きる権利があります。

同じ時代に生きているHSPが、未来のHSPに対してできる一番身近で効果があることは、発信することだと思います。

それが、結果として自分自身の孤独を癒します。

HSPを正しく理解するなら本がおすすめ!

HSPに関する様々な情報がネットやSNSで発信されていますが、正しい知識とノウハウを学ぶならやっぱり「本」がおすすめです。

僕も今までたくさんのHSP本を読んできたので、おすすめのものは記事にまとめているので参考にしてみてください。

せっかくなので、一冊だけHSPの本を選ぶ場合のおすすめ本を紹介しておきますね。

HSP_おすすめの本10冊まとめ
【HSPの本まとめ10選】繊細なブロガー厳選のおすすめ書籍!この記事で紹介するHSPの本を書いた著者は、アーロン博士、武田友紀さん、長沼睦雄先生、みさきじゅりさん、上戸えりなさん...etc ...

HSP本のバイブル『繊細さんの本』が一番オススメ!

HSP本で絶対読んでほしい本です。

著者はHSP専門カウンセラーの武田友紀さん。

これまでに600名以上のHSP(著書の中では親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいる)を実際にカウンセリングしてきたHSP専門カウンセラーです。

武田さん本人も「繊細さん」であり、生きづらさを向き合ってきた経験があります。『「繊細さん」の本』は、

武田さん自身の体験と、HSP専門のカウンセラーとして「繊細さん」あらゆる相談を受けてきた経験がベースになっている本です。

HSPの同志600人以上の悩みと生き方の知恵が結集した一冊なので、もしも一冊だけ選ぶなら、自信を持って『繊細さんの本』をおすすめします。

繊細さんの本hspにおすすめ
【HSPが読むべき1冊】7冊読み推薦する日本人HSP当事者の「繊細さんの本」繊細過ぎる気質”HSP“の僕が、HSPの関連本を数冊読み、その中で最も推薦したい1冊『繊細さんの本』について詳しく紹介します。 ち...

まとめ:HSPは自分のままで生きていける!

HSPには生まれつき他の人とは違う気質を持ち、それを人生を通してずっと抱えて生きることになります。

周りの人は、その気質を変えたり、克服させようとすることもあります。

HSPは繊細さゆえにその過程でどんどん傷つき、生きづらい人生を歩む人も多いのだと想像します。

「あなたの敏感さ・繊細さは生まれつきの気質であり個性であること」

「自分らしさを変えたり克服する必要はなく、強みととらえて人生に活かしていけること」

HSPの概念は、人との違いはかけがえのない個性だと伝えるために存在しているのかもしれません。

HSPは自分のままで生きていける!

「繊細さん」の本』:武田友紀 著

僕もこの言葉を証明するために、自分らしく楽しく頑張っていこうと思います。

この記事が、同じHSPの皆さんにとって、

何かしらの良いきっかけになれば嬉しいです。

 

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  1. アバター key より:

    ミケおさん、こんにちは。
    HSPのことを知ることができて、息子の苦しみが良くわかるようになりました。中学のときから不登校、高校中退、ひきこもり、と苦しんでいます。まさに、これなんだ、という感じです。中学の時の恋愛が思うようにいかず、というのも、最近このときのことが不登校、ひきこもりに関係していたというこもを話すようになっています。物凄い絶望感をあじわっているのですね。そしてその時からずーとそのことがむすこを苦しめているんだということがわかりました。
    だからといって、その苦しみを無くしてあげることはできないのですが、共感してあげなければ息子は救われないんだと思うようになれました。
    HSPのことをもっと理解したいです。

    • ミケ男 ミケ男 より:

      keyさん

      HSPと接する上で「HSPは今までの人生で相当な生きずさや孤独感、苦しみを抱えきれないほど感じてきた」という前提を持ってもらうと、

      HSP本人は心を開きやすいと思います。もちろんHSPには個人差だらけで、全て一概には言えないというのは前置きしておきます。

      おっしゃっていただいた「分かってあげられない」というのは実はすごく大切な部分で「分からないけど、感覚は違うけど」

      というのは決してさみしいことではなくて、HSPにとっては、違いを受け止めてもらえたことで、安心すると思います。

      本来なら、HSPという言葉が無くても、お互いの違いや感覚を尊重し合えるのが社会の正しい在り方のはずですが、

      少数派かつ繊細な人は、自分より鈍感な方が大多数の世界でこれからも生きていくことになります。

      息子さんにとって、家が自分の安心できる居場所になっていることがまず重要だと思います。

      僕の知っている方で立派に働かれている人の中にも、元ひきこもりの人がたくさんいます。

      個人的な印象ですが、みなさんとても優しい人が多いです。そして、引きこもった経験を

      自分の人生の学びや気づきにかえて、人の役に立つ人が本当に多いです。

      因みに僕は就活の時まで我慢して、そこから断続的に引きこもりになりましたが

      大人になるまで我慢し続けた後の引きこもりは、色々と大変でした。

      息子さんとは、長期目線でじっくり、ゆっくり、焦らせたり急かしたりするよりも、

      大前提を踏まえた上で、前向きになってくれるまで、愛情を注いであげてほしいなと個人的には思っています。

      本心からの優しい気持ちは繊細なHSPには絶対に届くはずなので、

      息子さんにとって、家族からの理解があること、味方になってくれる人がいるという感じられるかどうかで

      きっといい方向に向かっていくと思います。

      いそがず、あせらず、それが一番の近道だと感じました。

      参考になれば。

  2. アバター モケヴィ より:

    ミケ男さん

    今朝、『喉 チリチリ』で検索してこちらへ辿り着きました。
    通勤前にざっと読んだだけで恐縮ですが、読んでいてとても癒されました。
    文章から優しさや思いやりが伝わってきたのかと思います。

    わたしは子どもの頃から生きづらさを感じて過ごしてきました。
    今42歳でやっと自分が心からやりたい仕事につけています。
    エンパス、アスペルガー(受動型)、HSP、愛着障害、自分の特徴と当てはまるものとしてネットや本などで見つけたキーワードでした。
    精神科に行ってみようかと思ったこともありましたが、そもそも医者自体が信用できないので行けませんでした。
    でも苦しみながら自分と向き合い生きている途中で、こちらに辿り着き、自分だけじゃないんだ、と孤独感を癒してもらえることに感謝しながら、また頑張ろうと思います。
    やっぱり恋愛が一番苦手で(バツイチです)相手の思いが強くなってくるのが分かると終わらせたくなったり、好きになると辛いから好きじゃないフリをしたり、付き合っていても、心から分かり合えることはないだろうな、、と考えてしまいます。
    これからの課題です。
    長文失礼しました。
    ありがとうございました!!

  3. アバター ぼーん より:

    ミケ男さん、こんにちは
    私はテレビでHSPのことを知り、自分もそうなのではないかと思って情報を探す中で、このブログに出会いました。私は常に他者に気を配り、自分の考えを主張できないでいました。アルバイトを始めてからは、さらにそれがひどくなり、加えて一度にいくつものことを並行して進めるように言われることがとても苦痛でした。主張できない自分、効率よく仕事ができない自分に嫌気がさし、変えよう、変わろうと思ってきました。でも、この記事を読んで変わらなくていいんだ、このままでもいいんだと、とても安心しました。自分が本当にHSPなのか分かりませんが、この記事に出会えたことに感謝しています。これからもっとHSPについて調べようと思います。若いうちに知ることができて良かったです。ありがとうございます。

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