無香料・無着色で手肌に優しいと評判の食器用洗剤「ヤシノミ洗剤」を使ってみました。
最近、お茶碗に洗剤の匂いが移ることが気になっていたので、無香料・無着色で手肌に優しい洗剤を探していて、口コミの評判も良かったのが「ヤシノミ洗剤」でした。
この記事では、実際にヤシノミ洗剤を使ってみて感じた魅力について、メリット・デメリットを共に発信したいと思います。
目次
ヤシノミ洗剤について簡単に

ヤシノミ洗剤とは、ヤシ油を原料に作られた食器用の洗剤です。
ヤシ油はパーム油ともいわれ、マーガリンや石鹸の材料にもなり、お菓子や食品にも含まれている植物性の油です。
ココナッツの実がとれるココヤシとは種類が違うみたいですが、パーム油は世界で最も利用されている植物性油だそうです。
植物由来のヤシノミ洗剤は、排水時に生分解されやすく環境にやさしいと言われています。
1971年から販売されているロングセラー商品で長く愛用するファンも多いとのことです。
ヤシノミ洗剤の特徴
ヤシノミ洗剤の特徴は、洗浄成分の「数」が少なくて「濃度」が低いところです。
成分表を見てみると「界面活性剤(16%、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、脂肪酸アルカノールアミド)」とあります。

洗剤の仕組みは、食器についた油を水と混ぜ合わせて排水として流すというもの。その時、混ざりにくいはずの「水と油」を混ざるようにするのが界面活性剤の役割です。
化学的なことは専門外ですが、下の表のように、今まで僕が使ってきた洗剤と比較してみると、ヤシノミ洗剤の方が洗浄成分の濃度が低くて、数も少ないことは理解できます。
ヤシノミ洗剤 | 他社の中性洗剤 |
濃度(16%) | 濃度(37%) |
成分(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、脂肪酸アルカノールアミド) | 成分(高級アルコール系(陰イオン)、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム)、安定化剤、除菌剤) |
植物由来の原料から作られるため環境にやさしく、洗浄成分の「濃度」や「数」が少ないため手肌にやさしい、
というのがヤシノミ洗剤の大きな特徴です。
ヤシノミ洗剤を使ってみた
ヤシノミ洗剤をさっそく使ってみました。

ヤシノミ洗剤は、液がかなりサラッとしていて、すぐにスポンジの中に消えていきました。
普段使っていたドロッとした洗剤に比べると、少し水っぽい印象です。

洗剤の匂いは、ほどんど無臭です。
僕は鼻が超敏感なので、かすかに匂いを感知しましたが、例えるなら「シャボン玉の液を10分の1に薄めたような香り」がします。
無香料なので、洗剤の匂いが手や食器にも洗剤の匂いが移らないのが、とても良かったです。
ヤシノミ洗剤を使うメリット

- 「優しさ」と「洗浄力」の絶妙なバランス
- 植物性なので環境にも優しい
- 皮膚刺激テスト済
- 価格も比較的安い
- 口コミの評判が非常に良い
「優しさ」と「洗浄力」の絶妙なバランス
洗剤は「刺激の少なさ」と「洗浄力」のバランスが重要なのですが、ヤシノミ洗剤は絶妙なバランスでその2つが調整されています。
刺激が少ない洗剤は他にもたくさんありますが、口コミを見ていると、手肌に優し過ぎても、肝心の食器汚れが落ちずに困るようです。
1971年の販売以来、洗浄成分の濃度16%にこだわっており、それが手肌に優しく洗浄力も保てるちょうど良いバランスだと研究から導きだした、とのことです。
植物性なので環境に優しい
先ほど説明しましたが、植物性原料のヤシノミ洗剤は、排水時に微生物によって分解されやすく、地球環境にもやさしいと言われます。
現在の日本は、下水道の処理能力は上がっているので排水が直接環境へ影響することは少ないとは思いますが、
普通の洗剤と比べて環境への負担が減るとは言えるので、環境保全に貢献していると思うとなんだか気分が良いです。
価格も比較的安い
手肌に優しいと聞くと、値段が高いと思うかもしれません。
ヤシノミ洗剤は普通の食器用洗剤とほぼ同じくらいの相場です。
考えてみると、香料・着色料などの余計な物を入れない分、製造コストは抑えられるのかもしれません。
見た目がオシャレ
一般的な洗剤のボトルは、表面まで文字やキャッチコピーでゴチャゴチャなものが多いですが、
ヤシノミ洗剤のボトルは、外国の製品のように洗練されたミニマルデザインなので、置くだけでキッチンに華を添えてくれます。
口コミの評判が良かった
ネットと調べてみると、手肌に優しい洗剤は国産・外国産を含めたくさんの種類があります。
その中でも、日本メーカーで、1971年から販売するロングセラー商品で、口コミの数も評判も良いことなど、信頼できる要素が多いのも魅力だと感じました。
ヤシノミ洗剤 野菜・食器用 本体(500mL)【ヤシノミ洗剤】
ヤシノミ洗剤のデメリット

- 泡立ちや洗浄力はそこそこ
- しつこい油汚れに使うには工夫が必要
泡立ちや洗浄力はそこそこ
ヤシノミ洗剤の泡立ちは、他のものに比べると少し控えめで、洗浄力自体もそこそこです。
余計なものが含まれていない分、泡立ちや洗浄力はそこそこ普通という印象でした。
刺激が強くても良いからガンガン洗いたい人や、泡立ちが良い洗剤が好みの人は、少し使いにくいかもしれません。
しつこい油汚れに使うには工夫が必要
ヤシノミ洗剤以外にも言えることですが、ギトギトの油で汚れたフライパンをいきなりスポンジで洗うと、別の食器に油を移してしまうことがあります。
ヤシノミ洗剤は洗浄力はそこそこなので、しつこい汚れ物にはキッチンスクレーパーなどを上手に使い、油移りを防ぐなどの工夫が必要でしょう。
僕は、油を使う時は、極力フライパンホイルを使用しています。
▼ホイルを捨てるだけなので、洗い物をする手間が省けて便利ですよ。
製造元のサラヤ株式会社の魅力
ヤシノミ洗剤を作っているサラヤ株式会社は、人と環境に優しい様々な商品を販売しています。
有名なブランドを挙げると「ハッピーエレファント」や「アラウ」などです。
▼100%天然成分「ハッピーエレファント」
▼無添加石鹸「アラウ」
さらに、良いなと思ったのは「RSPO」に参加していることです。
RSPOは、環境・社会に配慮したパーム油の生産を推進する国際組織で、環境や人権等に配慮して生産されたヤシ油にRSPO認証を与えています。
サラヤ株式会社は日本企業として初めてRSPOに加盟しており、人と環境に対する一貫した意識の高さが、信頼に繋がっていると感じました。
まとめ
ヤシノミ洗剤を使う前、僕は食器洗いがとても雑でした。手が荒れる前に早く済ませたかったし、時間の無駄だと思っていました。
しかし、手肌に優しい安心感があるヤシノミ洗剤を使う時は、いつもより少し丁寧に食器を洗っています。
今まで早く洗うことばかり考えて「洗浄力」に頼って洗剤を選び、食器に匂いが移ることも、そういうもんだと諦めていました。
ヤシノミ洗剤を使うことで、考えて食器を洗えるようになりました。
「油でギトギトの皿と水を飲んだだけのグラスを一緒につけ置きしない」とか
「キッチンスクレイパーで大きな汚れを取っておく」とか
「そもそも、洗い物が出たらすぐに洗う」ことも大事だなと思います。
手肌が荒れやすい一人暮らしの人にも使いやすいし、無香料なので、ニオイに敏感な人にもオススメです。
最後に商品ラインナップを3つ紹介して終わります。
特にオススメは一番下の大型タイプです。
オススメのヤシノミ洗剤ラインナップ
▼ヤシノミ洗剤(定番の濃度16%タイプ)
ヤシノミ洗剤 野菜・食器用 本体(500mL)【ヤシノミ洗剤】
▼ヤシノミ洗剤プレミアムパワー(濃度26%タイプ)
Amazonプライム会員で一番重要なメリットが「送料無料特典」です。
年会費よりも多く、送料を払っているかで特か損かが決まります。
あなたがAmazonプライム会員になって節約できるかを調べるなら、コチラの記事をどうぞ▼