繊細な気質を持つHSPの長所・強み・メリットを10個まとめて紹介します。
繊細な気質を持つHSPには、数えきれないほどたくさんの長所や強みが備わっています。
HSP当事者の僕が書籍や自身の経験を元にして選んだ10個を紹介します!
目次
HSPの「共感力」は必ず共通する長所
HSPは相手に起きた出来事を、まるで自分のことのように感じるという深い「共感力」を持っています。
HSPの脳はそうでない人に比べて、相手に起きたことを、自分に起きたように感じるミラーニューロンという神経細胞が活発なんだそうです。
鏡(ミラー)に映すかのように、相手の気持ちに共感できるという訳です。
HSPは脳の仕組みレベルで、相手の心や気持ちに共感する素質が備わっているとも言えます。
僕もブログに寄せられるコメントに返信する時
「自分だったらどう感じるのかな」
と想像すると自然に言葉が浮かぶので、共感性が活きているのでしょうか。
「洞察力」で物事の本質を見抜く
HSPには物事の本質を見抜く「洞察力」があると言われます。
「洞察=目に見えないものの本質を見抜く」
ことがHSPは優れているようです。
洞察力はHSPの特性の1つ「深く処理する」に関連する長所だと思われ、
「根本的な原因は何だだろう」
「背景に何があるのだろう」
という物事の本質をHSPは自然に考える傾向があるそうです。
物事を深く考え、目に見えないものの本質を見抜くからこそ、人間として深みを持った人がHSPには多いのかなと感じます。
▼HSPなら必ず共通して持っている4つの特性はこちら
成長とともに磨かれるHSPの「直観力」
HSPは直観が優れていると言われます。
洞察がすぐれたHSPは、過去の経験値とそれらを自然と組み合わせていて、
歳を重ねるごとに、直観力が高まっていくように感じます。
直観に頼ると周りからは理解されなかったり、上手く説明もできないことが多いですが
その直観に従った方が、なぜか上手くいくということがHSPにはあるのではないでしょうか?
あくまで直観なので、いつも正しいとも限らないということは、頭に片隅に入れておきつつ、
歳を重ねるごとにHSPの直観は磨かれているとも思われます。
HSPは「危険察知力」が高い
高等生物の15~20%にはHSPが存在するようですが
群れの中で、HSPような敏感な気質を持った個体の役割は大きいそうです。
敵の存在をいち早く察知でき、仲間に危険を知らせたり
身の回りのささいな変化にすぐ気がつきます。
周りの個体とは違った行動や選択肢を選ぶこともあり
それが種全体の存続に貢献しているという説もあります。
HSPの「危険の察知」に関する強みは「ささいな刺激を察知する」というHSPの特性と関連が深いでしょう。
感受性は「感動力」という強みになる
HSPには、ささいなことでも心の中で深く味わい、喜びや幸せを感じられる「感動力」が備わっていると思います。
『繊細さんの本』の著者で知られる武田友紀さんは「心の深さには個人差がある」と言います。
HSPが何かを非HSPの人に説明しても「イマイチ伝わっていない」と感じるのは、この心の深さの違いにあるようです。
心の深さは「感受性」と言い換えても良いと思いますが、この「深い心・感受性」を持つHSPは
小さなことにも喜びや幸せを見いだせる、深い心の持ちなのだと思います。
▼繊細さんの本についてはこちら
HSPは「傾聴力」が高い
HSPは「聞き上手」な人が多い印象があります。
HSPが集まる交流会でも「聞き上手だな」と思う人とたくさん出会います。
相手の気持ちに共感でき、洞察力も高いHSPは、聞き役として理想的な特性を持っているようで
素のままで、カウンセラーのように話しやすい人が多いと感じるのは、そのためかもしれません。
良い環境から良い影響を受けられるメリット
周りの環境が良ければ、HSPはそこからポジティブな影響をたくさん受けて、自然に元気になっていきます。
優しい人、思いやりがある人、察してくれる人、鈍感だけど心優しく味方になってくれる人などに囲まれていると、HSPの心は安定していきます。
HSPの幼少期はHSCと言われますが、この時期のしっかりと親や家族から「安心」を与えてもらうことが重要なんだそうです。
幼少期に十分な安心を得られる人は全体の50~60%ほどらしく
そのような家庭で育ったHSCは大人になっても人に対する信頼を失わず、安定した心の支えを得ることができます。
僕はこの50~60%には該当しませんが、環境は大人になってから、自分の意志で選び、勝ち取ることができると考えています。
多少世間の常識からはみ出しても、試行錯誤を繰り返しながら「自分にとっての良い環境」を見つけることで、生きやすくなるHSPの人が多い気がします。
HSPは天然?ユーモアと笑いの才能があるかも
HSPは素のままで、人と違った発想をしていたり
着眼点が個性的だったりします。
お笑いやユーモアの才能を発揮している人でHSPの人がたくさんいるかもしれません。
また、僕は時々「天然」と言われることがありますが
環境変化や刺激の多さで神経が高ぶっていると、
一時的に思考力が集中力オーバーヒートして、ドジをやらかすことや
着眼点の違いなどが非HSPの人には「天然」のように映るのかなと自己分析しています。
芸術の本質に心惹かれやすい
HSPの診断チェック項目でよく見かける
「音楽や絵画などの芸術に心惹かれる」
ということも感受性の高いHSPならではの才能だと思います。
「芸術」と言っても、現代アートとか岡本太郎さんとかの話だけではなく
音楽や絵画、イラスト、アニメや漫画も芸術の一部であり
HSPは「合理性・効率性・利益追求」が重きをおかれる分野よりも
自由・創造・感情・直観的な価値観に自然と惹きつけられる傾向があるようです。
また、HSPはそもそもクリエイティブであり、環境に恵まれたらなら、芸術の分野で才能を開花させる人もいます。
例えば、HSP目線で「深い」なと感じる曲を作るシンガーソングライターさんは、もしかするとHSPかもしれません。
▼HSPだと思う著名人を勝手にまとめました
HSP同士で理解し合えることが現代のメリット
現代に生きるHSPのメリットは、人類史上、最もHSP同士が交流できる時代になっていることです。
HSPと言っても人それぞれですが、普段とは違う居場所を持つきっかけにもなるし
繊細さについて深く話せる貴重な機会だと思います。
まとめ
HSPの長所や強みを10個紹介しましたが、いかがでしたか?
「共感力」「洞察力」「直感力」「感動力」「危機察知力」に加えて
聞き上手だったり、良い環境から良い影響を素直に受けられたり、笑いやユーモア、芸術のセンスも備えているかもしれません。
HSPの自分のメリット・長所はこんな感じ。
■直感力がある
■芸術に惹かれ感動できる
■危険の察知、予測力が高い
■他者の心に深く共感できる
■観察、洞察が得意
■聞き上手
■物事の本質見抜く
■HSP同士深く共感し合える
■実はユーモアもそこそこ
■落ち着く店が分かる皆さんはどうですか?
— ミケ男@繊細革命 (@mikeoblog) October 8, 2019
HSPは生きづらさに焦点があたりがちですが
「繊細」であることのメリット・強み・長所を活かすこと、育むことも大切にしていきましょう。
就活や転職で自己PRに困ったりする人は、紹介してきた強みをぜひ活用してくださいね。
ではでは
この記事でHSPが素晴らしい才能と個性に恵まれていることを、再確認してもらう機会になれば嬉しいです。
以上です。
▼HSPに共通する4つの特性「DOES」とは?
▼強みを仕事に活かすHSPの適職への考え方
人間の5人に1人は、繊細な気質を持つHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)。
日本では「繊細さん」とも呼ばれます。
HSPには下記のような特徴があると言われます。
- 5感(まぶしさ、物音、臭い)の感度が鋭い
- 人は好きだけど、長時間一緒にいると疲れる
- 音楽や芸術に心を惹かれる
- 病気じゃないけど、繊細さを人に理解されにくい
HSPについて詳しく知りたいと思ったなら
HSP専門カウンセラー武田友紀さんが書いた
「繊細さんの本」が分かりやすくてオススメです。
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