HSPのイベントを主催する前に、あれこれ考えて不安になってしまう人へ、
HSP当事者かつ主催経験者が、実際にやってみて分かったノウハウを10コ紹介します。
主催者がHSP気質を抱えていると、やる前から色々なことを考えてしまって、とても不安だと思います。
例えば、こんなことです。
- 非HSPの人が参加したいと言ってきたら、どうしたらいいのだろう
- HSPっぽくない人には、どう対応したら良いのかな
- 何を話したら交流会が盛り上がるのだろう
- そもそも自分が主催する意味なんてあるのだろうか
そんなモヤモヤが少しでも解消されるように、記事を書いてみました。
では、早速どうぞ!
目次
緊張のピークはスタート前後

交流会で一番緊張するのは、自己紹介と並んで、スタートまでの待機時間かなと思います。
知らない人と、一緒の部屋でじっと待機している訳なので、緊張して当然です。
どの交流会に参加させてもらっても、最初のこの時間は緊張が張りつめています。
これをどうにか和らげたいと考えて、スマホから静かな音楽を流してみたところ、結構好評でした。
しかし、最初は緊張で張りつめていますが、時間が経過すると必ず打ち解けてくるので、安心してください。
話すテーマを振るなら具体的に
「なんでも自由に話しましょう」と言って話を振ると、逆に話しづらいみたいです。
とりあえず「仕事」「働き方」「人間関係」「5感の敏感さ」など、
具体的なテーマを絞って話を振るようにすると、そこから会話がどんどん膨らむと思います。
HSPは連想能力が非常に優れているので、1つのテーマをきっかけにして、どんどん会話が広がっていくのが面白いなと思います。
他の人の体験談をきっかけに、話したいことが湧き出てくる人が多いみたいです。
企画を作り込むと次がしんどくなる

僕は心配性のため、完璧な準備をしたくなるのですが、
それを毎回やっているとイベントへの心理的ハードルが上がってくるとも感じました。
素直に「また企画したい」と思えるように、
適度に気を抜いて、ユルくて、気まぐれに、ボチボチやっていこう、くらいで臨むのが良いのかもしれません。
でも、その適度が分からない時は、とにかく一回やってみるのが一番です。
予約無しの参加
時々、予約無しで、当日飛び入り参加するギャンブラーな人もいます。
主催者さんの方針や考えで対応してほしいのですが、
「きちんと予約した人の席がない」ということは無いようにしましょう。
非HSPの人が参加したいと言ってきたら…

非HSPの人の参加は、HSP向けのイベントならば、最初からハッキリお断りした方が良いと僕は考えています。
たとえ悪い人ではなくても、非HSPの人が参加していると、微妙な空気感の違いを察知してしまうので、HSPが一方的に疲れてしまうケースが多いです。
多くのHSPが交流会で「安心したい」「共感してもらいたい」「いつもは言えない悩みを言いたい」と期待しているので、その想いに答えることが最優先だと思います。
家族にHSPがいるからHSPを理解するために参加したい、という人もいるので、誰でも参加できるHSPを学ぶセミナーがあったらいいかもしれません。
たとえ心苦しくても、席に余裕があったとしても、トラブルを未然に防ぐ意味で、お断りしたほうが良いかもしれません。
あと、悪い意味でとらえないでほしいのですが、HSP向けの交流会に
「HSPではないけど参加したい」
という時点で、その人は繊細とは逆方向の気質を持つ可能性があります。
HSPとは全く違うタイプの人が参加することが、交流会にとってプラスになるのかどうかは、かなり慎重に判断した方が良いでしょう。
HSPより別の側面が強い人への対応

「本人はHSPだと自認しているけど、他人への共感性があまりない」
「HSPだとしても他の側面の方がかなり強く出ている」
という人への対応もなかなか難しいです。
大前提として、本人がHSPだと言うならば、それは尊重してあげた方が良いと思います。
HSPかどうかは自己判断なので、本人にHSPの知識やノウハウが役に立つなら、それを否定する理由は無いのかなと思います。
何かトラブルがあった時は、HSPかどうかは問題にするのではなく、他の参加者が苦痛を受けてるとか、
運営に支障が出ているかどうかという「実害」で判断し、
その問題を解消するために対応するのが賢明だと思います。
主催すると、すごく感謝される

主催者になると、同じHSPの人からは大変さを察してもらえるので、とても感謝されます。
感謝されるためだけに主催する訳ではないですが、
自分であれこれ考えて、取り組んだ結果として感謝されるなら、素直に嬉しいです。
些細なことで傷つきやすいHSPの僕なので、
些細な感謝の言葉にも大きな喜びを感じられるようです。
居場所が1つ増える
自分が交流会を主催することで、自分自身の居場所を1つ増やすことができます。
HSPは「複数の居場所を持つと生きやすくなる説」をよく聞きます。
交流会の主催に慣れてきたら、全国のどこでも同じように開くことができるので、
ちょっとした友達作りのスキルになるかもしれません。
旅行先などで主催してみても面白いと思いますよ。
地域のHSPの生きづらさに貢献できる
HSPの交流会に参加したい人は増えていますが、まだまだ限られた地域でしか開催されていないため、
遠方から2~3時間かけて来る人もいます。
5人に1人もHSPが存在しているはずなので、住んでいる地域にきっとたくさんのHSPがいるはずです。
需要はあるはずなので、主催する意義は大いにありますし、その積み重ねが認知度の向上に繋がっていけば良いなと思います。
HSP同士が集まれば何とかなる

主催者が特にテーマや話すことを決めていなくても、
HSP同士が集まれば、少しのきっかけでどんどん話が広がっていきます。
お互いにHSPであれば、直観で相手の雰囲気を敏感に感じとって、言葉にできない感覚でも交流を楽しむことができるようです。
HSP同士が集まるだけで、すごく温かくて優しい雰囲気に包まれているので、話題が尽きないことが多いです。
あえて何も決めずに「HSPで集まってお茶しましょう」くらいの企画でも、全然良いのかもしれません。
とりあえず、人が集まればなんとかなると思って安心しておきましょう。
まとめ

HSPのイベントを主催してみて、同じHSPの主催者さんと共有しておきたいなと思ったことを10コ紹介させていただきました。
1人で主催していると、分からないこと、不安なこと、プレッシャーなどで、苦しいこともあるかもしれません。
この記事で、主催者さんの気持ちが少しでも楽になり、難しい問題にも対応するための心の準備になればと思います。
この記事は、あくまで僕の個人的な意見が含まれているので、
最終的に自分がしっくりくるやり方で、自分らしい交流会を作り上げてくださいね。
以上です。
▼具体的な交流会の開き方や手順についての記事も参考までに。

HSPは5人に1人が持つ気質で、このような特徴があります。
- 5感(光、音、臭い、カフェイン等)が敏感
- 感受性が強く、傷つきやすい
- 人間関係で消耗し、人込みや集団が苦手
- 音楽や芸術に心を惹かれる
- 病気ではないのにいつも生きづらい
生きづらさの理由はHSPかも…と思ったらコチラの記事で診断チェックができます。
HSPについて詳しくはコチラ>>「HSP」とは?超繊細な当事者が教える特徴・診断・対処法まとめ
手っ取り早くHSPのオススメ本が知りたい人は「繊細さんの本」を、自信を持って推薦します。
ミケ男さん、こんばんは。
ミケ男さん企画の交流会も楽しみにしつつ、他のイベントの情報も見てみますね。
色々教えてくれて、ありがとうございます。
ちはこさん
再びコメントいただきまして、ありがとうございます。
そういってもらえることに感謝しつつ、
もっともっと発信の幅と質ともに自分の理想に近づけていきたいなと思います。
交流会、また企画したいので、どうか気長にお待ちいだたければと思います。
大阪にもイベントがいくつかあり、内容もさほど変わりませんので、
いろいろな機会を持って、楽しんでもらえればと思います。
ミケ男
ミケ男さんこんにちは。
少し前にコメントしたちはこです。
ミケ男さんの読みやすくて解りやすいブログのお陰で、考え方が変わったり、だいぶ前向きになってきました。
読みながら、そうそうって何回言ってるか分かりません。
ほんとにありがたいー。
交流会、いちど行ってみたいです。