平成元年生まれの僕、管理人は何をやっても長続きしないという大きな欠点を抱えて生きてきました。
小学校から既にその傾向はありましたが、中学高校と帰宅部で過ごしました。
大学でバイトも全然続かず、大学卒業をしてから現在の職場に出会うまでの5年間も、職業訓練に通ったけど途中で辞めたり、
鬱状態になって引きこもったり、とにかく長続きしませんでした。
そんなダメダメな僕が、今の職場で2年半も続けられているのは奇跡です。
今回は、ダメダメな僕でも続けられている会社で僕が感じている良いところと中心に、紹介したいと思います。
かつての僕のように、物事が長続きしない人、働くことに不安を感じている人の、参考になればと思います。
目次
何をやっても続かない僕
何をやっても続かない僕について簡単に触れたいと思います。
中学高校のほとんどを帰宅部で過ごし、一瞬だけ入った部活も3か月以内に全部辞めました。アルバイトも長くて1年半くらいが限界でした。
僕の場合、肉体的な疲れよりも、複雑な人間関係にストレスを感じやすいので、合わない場所はとことん合いませんでした。
そんな何も続かない人生を歩んできた上に、就活で苦労して入社した前の会社は、どうしても自分に合わない仕事内容で、頑張ったけど先輩にいじめられて8カ月で退職しました。
苦難を乗り越えて、今勤めている会社に入って2年半。何もかも続かないダメダメな僕にとっては奇跡みたいなことなんです。
今の職場で続けられている理由
ゆるい社風、残業なし
ゆるい会社であることが、僕にとっては重要なポイントでした。ゆるいので、基本的に残業はしない人がほとんどです。
残業代も出ないので、定時を過ぎれば我先にとタイムカードを押して帰るような日本では珍しい光景が見られます。
入社したての頃は、上司の目を気にして、少し残業したほうがいいのかなと思っていましたが、本当に全くその必要はありませんでした。
定時が過ぎると速攻でタイムカードを押してみんな帰社するので、僕も周りに合わせて残業しないようになりました。
そのおかげで、終業後に趣味の水泳に行けて、ブログを書く時間も確保しやすいのがとても嬉しいなと思います。
平日休みが意外と最高
うちの会社はシフト制で、平日休みが多いです。入社前はなんとなく、土日休みじゃないのは嫌だなと思っていたのですが、意外と僕に合っていました。
平日はどこに出かけても人が少なくて、1人で過ごすのが好きな僕にはちょうど良かったんです。また、週に2回は必ず休みがもらえます。
2連休は減りますが、3日行けば1日休みだったり、出勤してすぐに休みがやってくる。ちょくちょく休みがあると、
気持ちを切り替えやすくなるのでこの勤務体系がとても気に入っています。
今まで続かなかった会社は土日休み。5日勤務すると土日は疲れ果てて無気力状態になるし、日曜の夜はサザエさん症候群で辛すぎる。
実質、金曜日の夜と土曜の朝しか、こころが休まらなかったんです。
土日休みでないと友達と予定を合わせられないというデメリットがあると思いますが、
そもそも僕にはあんまり友達がいなかったから、全く問題ありませんでした….
変人が多くて楽しい
今の職場には、いい意味で変わった人が集まっています。ミュージシャンとして活動している人、
美術教員の資格を持っていて土日にはワークショップを開いて活動している人、仕事には全然熱心じゃないけどお酒が大好きで趣味が多くて我が道を行く破天荒な人、
超一流大学を出ているのに、エクセルが使えない人、、そんな愉快な人が周りにいると、毎日予想外の事が起きて、なんだかおもしろいんです。
これまでの僕の就職先はお堅い会社ばかりでした。その理由は、なんとなく周りに流されて、財務が安定した優良企業で終身雇用を狙っていました。
でも、いざ入ってみると、僕とは考え方や雰囲気が違う人ばかりが集まっていて、一緒にいるだけでもしんどかったんです。もちろん、僕もそう思われていたでしょうけど。
きっと自分も変わり者の一員だということ。似た感性を持つ人が周りにいるだけで、なんとなく心が安らぐことがあります。
今までの真面目な職場では感じなかった気持ち、ここに居ていいんだという感覚がちょっとあるんです。
と言っても、時々、その変わり者の方々に振り回されてとても困る時があるんですけどね…
こんなむちゃなことやってる変人の先輩達が働ける会社って、なんか優しいな、なんか面白いな、って思うことが良くあります。
通勤30分圏内
以前は会社まで1時間ほどかかる場所に住んでいましたが、満員電車に乗って通勤は疲れる。
そこで、思い切って会社からdoor to doorで20分ぐらいの場所に引っ越しました。
家賃は上がりましたが、それを払う価値があると思うくらい快適に過ごせています。
快適に過ごせるからこそ節約も頑張れたり、良いサイクルが回っています。
キッチン設備が充実したので、自炊も始めました。月に食費4万円節約できたので、住む場所が近いのは良い循環になると思いました。
ハローワークの恩人Sさんから紹介された会社
僕はこれまでに何度も面接に落ちて、失敗を重ねて、就業しても、全部まともに続かずに、打ちのめされる日々を過ごしました。
引きこもりから脱却を目指して行ったハローワーク。
その時に素晴らしい出会いがありました。たまたま当たったハローワークの相談員の方に、けなされること覚悟で職務経歴を話したところ、
「今までやってきた事は1つとして無駄じゃない。好きなことから仕事を探せば、同じ波長を持った人が集まっているから」
とすごく励まされました。
好きなことをに絞って就活をして行くと選択肢は狭まるけど、質は上がっていきました。
就活を始めて3ヶ月、そしてようやく、今の会社と巡り会うことができました。
これまでは「平日休み」の会社を除外して会社を探していました。
でも、ハロワのSさんが平日休みの求人まで探してくれていたおかげで今の職場と出会えたのです。
面接で感じた上司の好印象
繰り返しになりますが、うちの会社は結構ユルいです。
今の上司でもある面接官の第一印象は「ゆっくり話をする人だな」でした。
他では聞かないくらい、ゆっくり話す上司からなんとなく良い印象を受けました。なんかこの人とならのびのびと働ける気がしました。
ハローワークの面接相談員からも言われました。「君はこの会社に絶対に受かる気がするんだよな」と。
就活でこれまで100社以上の試験に落ちた傷が癒えない僕ですが、この職場だけは全てがトントン拍子で進みました。
何かよく分からないけど、これが縁と言うものなのかもしれません。
少しは興味のある文化施設で就職できた
文化施設運営の職場ですが、僕は施設運営とか芸術とかに、多少なりとも興味があったんです。
施設の運営の仕事は、程よく身体を動かしながら、事務作業でPCをいじったりもして、気持ちを適度に切り替えることができます。
程よく動き、程よく事務をするのが、自分にはあっていたのかな、と思っています。施設というだけあって、トイレがたくさんあることも良い点です。
お腹が痛くなったらトイレに駆け込めるくらい数はあって困りません。
ここまで、好いことばかりを書いてきましたが、うちの会社ならではの嫌なところもあります…
女性の上司が難しい
女性が強い職場なので、毎日、小さなことから大きなことまで、女心に振り回される日々を過ごしてきました。
怒られる理由に納得できないことが多々あったりして気まぐれな指導にうんざりすることも。
でも、男上司でも同じように、色々と悩みはあったと思うので一概には言えないです。昔、勤めていた会社の先輩は、
キレたら電話の受話器を机に叩き付けたり、40分以上説教したりする人もいたので、それに比べたらまだマシです。
女性の上司達ががわがままを通しているおかげで、残業しなくていいユルい雰囲気に繋がっていると思うので、悪いことばかりじゃないです。
給料はちょっと低いです
日本のサラリーマンの平均値をやや下回る給料。今後も、それほど上がる見込みはありません。
それでも、何も続かなかった僕の考えでは、いくら高い給料をもらっても、続かないと話にならないです。
僕が続けられる会社にしては、割にあった給料だなと思っています。
家賃6万円台の部屋を借りて、やっていけるだけでも、元引きこもりの僕からしたら贅沢な暮らしです。
考え方は人それぞれですけどね。
まとめ
こんな感じで、ダメダメな僕でも、2年半の間、今の会社で働き続けることができました。
視野を広げて探し続ければ、受け入れてもらえる会社があるんだなと救われた気持ちです。だから、会社にはすごく感謝しています。
働く前は、もう会社で働くのは無理だと思ってました。人と話すことさえ怖い、対人恐怖症みたいな状態。
社会ではやっていけない人間なんだと完全に自信を喪失していました。
金銭的にもカツカツで、色んな虫が出るマンションで、貯金を切り崩してギリギリの生活をしていました。
そんな僕だったけど、ハローワークで偶然いい相談員さんに出会って、縁のある会社を紹介してもらえました。
自分みたいなダメダメな人間にも居場所があったんです。
元ひきこもりで、1年以上間働いていなくても、再就職できました。
だから、もしこれを読んでいる人が、自分がダメダメで、何も続かなくて自信を無くしていて、会社で働きたいけど無理だろうと感じているなら、僕の話が少しは参考になるかなと思います。
このように2年半は今の会社で働いてきた訳ですが、会社で働くこと、組織に所属して生きることは、やっぱり自分には合っていないなと思います。
ゆるい会社とは言え、会社である以上は、色々なしがらみがあり、辛いこともたくさんあります。
現在は、働きながら、もっと自分が楽しく過ごせる生き方を模索しているところです。
何だかんだ言っても、この2年半、今の会社で働けたことで、できることが増えたし、何よりも自信になりました。それは次にどんな道に進んだとしても、糧になるはずです。
何も続かなくても、ダメダメでも、受け入れてくれる会社はきっとあります。
今、就活していて悩んでいる人、内定が取れなくて辛い人、引きこもりになって自信喪失している人たちに、信じてほしいなと思います。
この僕の体験が、誰かの何かの参考になれば嬉しいです。
https://sensai-mikeo.com/woman-mentality/
退職されたとはいえ、文化的な話が合うような方々と働いた事がないので羨ましいです。自分もそんな方々と働ければ楽しいのになと。
イベント企画とかはされてたんですか?
匿名さん
仕事選びは、好きなことや得意なことから探すとフィーリングの合う人に会いやすいようです。
仕事ではほとんど事務や施設の運営管理でした。
文化的な人でも合う人、合わない人、色々でした。
企画は今個人で心理学系の交流会とかをやってます。
好きなこと、得意なこと、理想の職場の環境などの
自分の価値観を明確にすることと、トライ&エラーを重ねることが、
いい仕事に繋がっていくような気がします。