既卒就活

ハロワで男泣!やりたい仕事が分からない僕にベテラン相談員からのアドバイス

ハロワでやりたいこと分からない

「イイ歳してやりたいことが分からないなんてバカだと思うだろうな」そう考えながら、ハロワのSさんに悩みを打ち明けました。

実のところ、相談員Sさんの話を聞いて、最後には涙目になってる自分がいました。

僕は27歳の時に、無職ニート期間を経て就活をしました。

その当時の悩みは「自分のしたい仕事が分からない」ということでした。

過去に、全く異なるタイプの仕事を2つ経験して、どちらも同じくらいの期間で退職したトラウマがあった

 最初の正社員就職は、財務安定型企業の事務

その頃の僕の考えはこうでした。

「仕事はお金と責任が発生するシビアな世界。やりたいことよりも自分に出来る事をして会社に貢献しよう!」。

バイトしながら既卒就活を続けてやっと手に入れた財務安定企業からの内定。

ここから安定した生活が手に入るはずでしたが、業務が精神的にちょっと僕にはハードで、要領が悪い僕は先輩に怒鳴られる毎日。

入社から3ヶ月経った頃には、電話応対で急に声が出ないとか、身体に異常が現れるくらいになり退職してしまいました。

2社目はクリエイティブ系職種で就職したけど

前職の辛い経験から「自分に興味のある仕事だったら頑張れるかもしれない」と考えました。そのために職業訓練校で半年デザインをみっちり学び、クリエイティブ系の職種で就職。

しかし、とにかく労働時間が長い。なんと、残業が求人票記載されてた3倍で、ボーナスなし、残業代なし、休日なし、そしてそれがその業界では当たり前。

その時に、自分の考えが甘くて愚かだったこと気がつきました。だって、その環境でも目をキラキラさせて仕事している人がたくさんいたから。

その業界で頑張ってる人達を素直に尊敬すると同時に「自分にはとても出来ない」と悟りました。(業界に関しては、あくまで僕の経験だけでの話です。)

この2つの経験がトラウマになってしまい、どう仕事を選べば良いのかが全く分からなくなってしまった。

「興味がないことは頑張れない」

「興味があることも頑張れない」

もう自分に自信が無いし、かっこ悪いし、情けないし、辛いし。。

 

一体、どうすりゃいいんだ…

 

退職した後に、わずかな貯金を切り崩してギリギリで暮らして来ましたが、このままではいけないと思っていたところで、これで最後のつもりで再び一度就活をすることになったのです。

ハロワの相談員Sさんと出会う

この日初めて会ったハロワの相談員Sさん、50代後半くらいの男性で、以前は雑誌編集者の仕事をしていた。最初に受付で「相談したい」とだけ伝えたらたまたまSさんでした。

仕事選びで失敗して、やりたいことが分からないということをSさんに話しました。

僕の心はとてもすさんでいたので、Sさんからのネガティブな反応を予想しました。そういうのも含めて、自分に喝を入れたらいいのかなとか、もうとにかく絶望的な気持ちでいました。

どうせ、こんな感じのことを言われるんだろうなぁ〜と思いながら…

 

「結婚して家庭もつなら安定しないとね」

「人生、我慢することも大切だよ」

「忍耐が足りない奴はどこでもやっていけないよ」

「好きな事で仕事をしてる人なんて一握りだよ」

「選ばなければ仕事はたくさんあるから、とりあえず入ってみなさい」

 

そして、実際のところ、Sさんにこう言われました。

 

そうなんですね。

でも、どんなに期間が短くても、

スキルが身に付いてなくても、

今までやってきた経験は一つもムダにならないよ。

 

….!?

 

予想外の言葉にドキッして、Sさんの目を二度見しました。

 

Sさんの体験談

Sさんは自分の経験を話してくれました。

長年勤めた雑誌編集の仕事の前に、他の会社で飛び込み営業職も経験したが、1年経たずに辞めたことがある。

営業ができなかった訳でなく「とにかく教材を買わせろ!」という会社の方針が自分の信念と合わないと判断したから。

営業成績は良く、給料もかなり高かったけど、もともと教員になりたかったというSさんにその仕事は合わなかった。

でも、その経験が次の編集という仕事の対人折衝で活きたという。相手の気持ちをくみ取り、想像して、他の人と協力して仕事をする編集に、営業の経験がすごく役に立ったらしい。

Sさんは小学生の頃、先生から「地図を書くのが一番上手い」と皆の前で褒められたことがあった。それがきっかけで、地図を見るのが好きになって、そのことも面接で話し、地図の出版社の編集職として働くことになった。

Sさんは学生時代、社会科の先生になるためにずっと努力してきけど、教員採用試験に落ちる。教師になることは叶わなかったけど、教師を目指す過程で学んだことがたくさんあった。

今までの、すべての経験が現在のハローワーク相談員の仕事にも活かされている。

 

だから、

 

やってきたことは、一つもムダにならないんだ、と。

 

僕は目の奥が熱くなり、気がつくと、涙が溢れていました。

やりたい事が分からない僕に、Sさんからのアドバイス

自分の好きなことから仕事を探したら良い。好きなものを扱う業界なら、同じ波長の人が集まる。面接でも話が弾む。

本当に好きなことを軸に探す。絵が好きなら「絵」というキーワードで探してみる。「サッカー」が好きならストレートに「サッカー」で探す。

「好きなこと」を難しく考えなくていい。「得意な事は何ですか?」と聞かれて、パッと思いつくことから探してみる。なぜパッと思いついたのかと言えば、やっぱり好きだから。

職種も大事だけど、やりたいことが分からない状態なら、好きなことから探すのが良い。

過去に好きなことを選んで失敗した自分がいるけど…

絵画コンクールで賞をとるくらい絵が好きだった。だから「好きなことに似ているだろう」と考えてデザイナーを選んだ。

でも、真っすぐストレートに「好きなこと」ではなかったかもしれない。

実際に、デザインの仕事をしていて、自分の好きなことが役に立ったと思うこはほとんどなかった。絵の話をする機会なんてほとんどない。何度もこういう言葉を耳にしました。

「デザイナーはアーティストじゃない」

デザインの仕事はお客様あっての仕事。対人折衝や人とのコミュニケーションができないと、かなりストレスが溜まる。

僕には向いてなかったし、そういう考えは本気でデザインやってる人に対して失礼極まりない。自分の愚かさをここで学びました。

でも、もし挑戦してなかったら、きっと今でもデザインの仕事をしたいと思ってただろうし、言葉でそう教えられてもやってみないと納得できなかった。

大丈夫、ムダな経験なんて一つもない!

もういちど自分が一番好きなものから探してみる。どんな形でも良いから好きなものに関わる仕事を探してみよう、そう思いました。  

ハロワの相談員Sさんのアドバイスまとめ

Sさんから教えてもらった仕事探しのアドバイスを3つにまとめます。

1.好きなことから「やりたいこと」を探してみる

直接好きな事ができなくても、そのことに関わる仕事ならやりがいを見いだせるかもしれない。

そういう場所には、同じように趣味や波長のあう人が集まるし、面接でも話が弾みやすい。お客さんだってその分野に興味のある人が多いはず。

2.色んな場所で、自分の考えを人に話してみる

話すことで、考えが整理される。Sさんのようなベテランでも、就活セミナーを開いて話す機会がある度に、新しく気づくことがあるという。

実際、僕がSさんに自分の悩みを話さなかったら、まだモヤモヤしながら就活をしていたし、この文章だって書けませんでした。

3.行動し続けることで、道は開ける

ハローワークでも就職エージェントでも、僕は色んな人の力を借りながら活動してきました。

時々ですが、心無い言葉を言われて、傷つくこともありました。

それでも、行動することで自分の気持ちに気づいたり、整理できたりして、道が開けていきました。

悔し泣きした後でも、めげずに活動し続けました。

ハロワのSさんに出会えたのも、活動し続けて、相談したからだと言えます。

これだけは、もう一度心に刻みます。

 

“どんなに期間が短くても、スキルが身についてなくても、今までやってきた経験は一つもムダにならない”

 

この記事が皆さんにとってになれば嬉しいです。

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POSTED COMMENT

  1. ミケ男 ミケ男 より:

    ツギさん

    コメントありがとうございます。

    無駄ではないと分かっていても、人に言われたらすごくショックですよね、、、

    僕も言葉を考えずに使うタイプの鈍感な人と話していると、そういうことがよくあります。

    相手に言われると、自分の考えが間違っているように感じる傾向がかなりあります。(僕の場合はHSPという気質も関係しているかもしれません。)

    でも、そんな適当に発せられた薄っぺらい一言でツギさんのしてきた努力は色褪せないし、経験値が消えることもありません。

    たぶん、この場合にしてはいけないことは、心無い一言をこれ以上気にして、落ち込んでしまうことです。

    自分が信じたくない言葉は、サッと忘れたつもりで、手放してしまいましょう。

    失敗や挫折からも、自分に合う合わない、好き嫌いなどで自己理解が深まります。

    経験しているだけで、後々人の相談にも乗ってあげられたりします。

    僕は、今までやってきた全てが自分の役に立っているという確信があります。

    ツギさんが信じたいと思う考えを信じて、前に進んでもらえたら嬉しいです。

    温かいコメントありがとうございました。

  2. アバター ツギ より:

    初めまして。私は面と向かって、上司に無駄な1年だったね、、。とサラッとザクッとグサッと言われたことがあります。ミケ男さんが、体験したお話を聞いて涙が出てきました。私も私自身がスキルとか身に付けられなくても無駄ではなかったんだと、思いやろうと思いました。素敵な文章ありがとうございました。

  3. ミケ男 ミケ男 より:

    近いということで、僕は梅田のハローワークでしたよ。今もいらっしゃるから分からないですが、その人は良い人でした。

    その相談員さんのアドバイスをそのまま発信したので、ぜび自分に当てはめてみて、就活に活かしてもらえたらと思います。

    具体的に何かあれば、コメントいただいても構いませんので、いつでも遊びに来てくださいね。

  4. アバター のりー より:

    僕と多分、居住地が近いと思います。そんないい相談員の方に出会った事ありません。うらやましいです。

  5. ミケ男 ミケ男 より:

    たんぽぽ

    はじめまして(^^*)

    「やりたいことが分からない」と検索して、
    たまたまこちらのブログに辿り着きました。

    私は先月パワハラに耐えかね退職しましたが今はまた次の就職先が決まっておらず焦る気持ちでいっぱいです(><) でもこの記事で少し救われた気持ちになりました。 何が自分に向いてるのか、どんなことがしたいのか、自問自答の日々が続きますが素直に自分の好きな事に目を 向けてみるのも有りなのか、やってみなきゃ分からないなと思わせて貰いました。 もがいて一生懸命なミケ男さんカッコイイです! 私も頑張りますm(*_ _)m

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